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VIVANT【各話感想一覧】

 

 

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放送日・各話感想

各話感想

日曜日21:00~ TBS系列で放送

ep01 2023年07月16日 感想
ep02 2023年07月23日 感想
ep03 2023年07月30日 感想
ep04 2023年08月06日 感想
ep05 2023年08月13日 感想
ep06 2023年08月20日 感想
ep07 2023年08月27日 感想
ep08 2023年09月03日 感想
ep09 2023年09月10日 感想
ep10 2023年09月17日 感想

配信状況はこちらをご確認ください↓
VIVANT - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

基本情報

原作

福澤克雄

演出

福澤克雄

キャスト

乃木憂助(堺雅人)
野崎守(阿部寛)
柚木薫(二階堂ふみ)
ノコル(二宮和也)
黒須(松坂桃李)
ベキ(役所広司)

相関図はコチラ↓
日曜劇場『VIVANT』|TBSテレビ

全編を通した感想

意欲的な作品

高い制作費を投入し、モンゴルでロケを敢行、豪華キャストを招へいするなどかなり意欲的な作品です。
世界配信を意図していてガラパゴスで内向きな日本ドラマが世界進出するきっかけとなるかもしれません。

ただ、豪華キャストは十分な活躍の場を与えられたわけではなく、小日向さんはただのエロおやじ役でした。

オマージュの数々

スターウォーズ、アラビアのロレンス、ミッションインポッシブル、など様々な作品から引用しています。

特にスターウォーズの影響は色濃く、父と子の物語であるという点など共通点が多いです。
七人の侍など黒澤作品の影響も多く、場面転換では昔の長編映画のようなロールしながら次のシーンへと移る編集手法が使われていました。

なんだかんだ言ってモンゴルで撮影した映像は綺麗でしたし迫力がありました。

別班という題材

日本のスパイ組織として都市伝説的な存在である別班を題材に選びました。
面白い題材ですが、シビリアンコントロールが効かず、構成員のモラルにだけ依存した組織は描くのが難しすぎました。

謎の組織テントを謎の組織別班が追い、それを謎に包まれた公安と、得体のしれないバルカ警察が監視するという謎だらけな展開は考察ブームを呼びましたが、それが作品の価値とは言えないと思います。

こだわりがあるところとないところ

このドラマの特徴はこだわるところはとことんこだわっているのに、興味のないところはものすごく適当であるというムラの激しさです。
こだわり始めると目玉焼きの焼き方にまでこだわっています。
一方で他国の文化、オタク文化には無関心です。

全体的に説明台詞も多く情報量はすさまじいです。
特に数字に対してはこだわりが強く、逆にモラルや倫理観には興味を示しません。

世界配信を志向している割に、異文化に興味がないし、女性キャストが少なく扱いが雑なのも気になります。