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坂口健太郎さん出演ドラマ『CODE-願いの代償-』が最終回を迎えたので、これまで書き溜めた各話の感想ページのリンクを一ヵ所にまとめ、ドラマ全編についての感想を新たに書き加えたいと思います。
放送日・あらすじ
放送日
日曜日22:30～日本テレビで放送
ep01 2023年7月02日 感想
ep02 2023年7月09日 感想
ep03 2023年7月16日 感想
ep04 2023年7月23日 感想
ep05 2023年7月30日 感想
ep06 2023年8月06日 感想
ep07 2023年8月13日 感想
ep08 2023年8月20日 感想
ep09 2023年8月27日 感想
ep10 2023年9月03日 感想
配信状況はこちらをご確認ください↓
CODE ー願いの代償ー - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ
基本情報
原作
『浮士德遊戲』
台湾のテレビドラマです。
監督
酒井雅秋
『インフォーマ』や『アバランチ』など刑事ものやアウトロー系のドラマが多いですね。
山田能龍
『GET READY！』の脚本家さんです。Netflixのドラマを多数手がけています。
主題歌
UVERworld『VICTOSPIN』
キャスト
主人公たち
二宮湊人（坂口健太郎）神奈川県警暴力団対策課の刑事。
椎名一樹（染谷将太）CODEの謎を追うフリーの記者。
三宅咲（堀田真由）CODEの背後に潜む陰謀を追うハッカー。
七海悠香（臼田あさ美）二宮の婚約者。エレベーター事故に巻き込まれる。
甲斐グループ
甲斐篤志（青柳翔）半グレ集団の代表。クラブを経営する。
柏木淳二（黒羽麻璃央）二宮の情報屋。
神奈川県警暴力団対策課
百田優（三浦貴大）二宮の親友。
田波秋生（鈴木浩介）二宮の上司
相関図はコチラ↓
相関図｜CODE｜読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)
全編を通した感想
雰囲気が良かった
特に序盤の雰囲気は良かったです。
エレベーター内での転落死という嫌な死に方から始まる不穏な感じ、得体のしれないcodeというアプリとアタッシュケースを指定された場所に運ぶという任務、どれをとっても引き込まれる感じがありました。
特に序盤は暴力描写も結構激し目で『アバランチ』とか『インフォーマ』のようなダークな空気感がかっこよかったし、染谷将太さんのどこか抜けてる椎名というキャラクターのギャップも楽しめました。
というのも、codeというアプリのシステムが現在社会問題化している闇バイトにそっくりで、身近なものとして受け止められたんですね。
スリルがあった序盤
悠香の死の真相に迫る二宮ですが、codeというアプリの特性上、どこに敵が潜んでいるかわからない、身近な人が裏切者かもしれないという疑心暗鬼やスリルが常に存在し興味が持続しました。
二宮自身もcodeを利用し、悪に加担することで真相を暴こうとするのも面白かったです。
また、任務には結構シビアなタイムリミットが設定されており、失敗すると苛烈な制裁が下るため、手に汗握る展開の連続でした。
失速
このように第6話あたりまではかなり面白かった本作ですが、後半に差し掛かると一気に失速します。
CODEの正体に迫れば迫るほどつまらなくなるんです。
説明が増える代わりにアクションが減り、そのアクションも流れ作業のようになってしまいました。
そもそもcodeはミクロで見れば成立しているように見えてもマクロの視点で見ると絶対破綻する荒唐無稽なものです。
それを説得力を持って説明するのはそもそも困難ですし、正体が分からないからおどろおどろしかったcodeも、正体がわかってしまうとそれほど怖くなくなってしまいます。
codeとはいえ、その任務をこなすのは生身の人間ですし、銃を上手に使える人間は限られています。
雑魚が何人襲ってきても怖くないんですよね。
終盤になると爆弾を多用するようになったのは象徴的です。
徐々に無差別テロへと移行するのですが、闇バイトと無差別テロでは距離感が違っていて、どこか遠い世界での話のように思えてしまいました。
意外性がない
はっきり言って黒幕があまり魅力的じゃないんですよね。
ただの子供好き、大人嫌いな男でした。
code自体も別のシステムを導入するための撒き餌だったということで魅力的な真相ではありませんでした。
「復讐は良くない」という総括的な結末が最後に述べられるのですが、その総括に含まれない放置されたキャラクターが多数存在することも問題だと思います。
まとめ
序盤こそ面白かったものの終盤には失速してしまいました。
codeの真相に迫るのではなく、所与のものとして真相究明だけをやっていたほうが面白かったかも。
見逃し配信はHuluで
