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坂口健太郎さん主演ドラマ『CODE-願いの代償-』第1話が放送されました。初回はcodeというアプリのシステムの説明というチュートリアルの要素が大きかったです。このcodeは現実の闇バイトとの共通点が多く、それゆえリアリティがありました。そのあたりを中心に振り返ります。
放送日・あらすじ
放送日
2023年7月2日(日)22:30~日本テレビで放送
あらすじ
Episode.01|ストーリー|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)
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CODE ー願いの代償ー - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ
基本情報
原作
『浮士德遊戲』
台湾のテレビドラマです。
監督
酒井雅秋
『インフォーマ』や『アバランチ』など刑事ものやアウトロー系のドラマが多いですね。
山田能龍
『GET READY!』の脚本家さんです。Netflixのドラマを多数手がけています。
主題歌
UVERworld『VICTOSPIN』
キャスト
主人公たち
二宮湊人(坂口健太郎)神奈川県警暴力団対策課の刑事。
椎名一樹(染谷将太)CODEの謎を追うフリーの記者。
三宅咲(堀田真由)CODEの背後に潜む陰謀を追うハッカー。
七海悠香(臼田あさ美)二宮の婚約者。エレベーター事故に巻き込まれる。
甲斐グループ
甲斐篤志(青柳翔)半グレ集団の代表。クラブを経営する。
柏木淳二(黒羽麻璃央)二宮の情報屋。
神奈川県警暴力団対策課
百田優(三浦貴大)二宮の親友。
田波秋生(鈴木浩介)二宮の上司
相関図はコチラ↓
相関図|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)
感想
デスノートとの比較
まず願いが叶うアプリと聞いて連想するのが『デスノート』ですが、それほど似ていませんでした。
『デスノート』は死神というファンタジーな存在を使役し、名前を書いた相手を殺害します。
主人公は歪んだ正義感の持ち主で、万能感に憑りつかれて破滅します。
そしてデスノートを駆使した頭脳戦という色合いが強いです。
一方このcodeというアプリを運営しているのはおそらく人間で、かなえられる願いも多岐にわたります。
主人公は“使われる側”で、恋人の死の真相に関心があります。
頭脳戦になるかは今のところ分かりません。
このように似ているところよりも似ていないところの方が多いんですね。
どちらかというと、世間をにぎわせている“闇バイト”との共通点が多い気がしました。
闇バイトとの共通点と相違点
第1話を観た限りではありますが、闇バイトとの共通点と相違点列挙してみました。今後いろんなタイプの任務が登場するので変わってくるかもしれませんが……。
共通点
- 願いがかなえられたら否応なしに任務が与えられるという一方的なやり取りである点
- 任務の内容が犯罪などの反社会的行為である点
- 一度手を出すと抜け出せず、エスカレートしていく点
- 任務を拒否したり失敗したりすると制裁が加えられる点
相違点
- 報酬が金銭に限られず、先払いである点。
- 任務は単独で実行し、誰かと共同することはない点
- 指示役と実行者の間に仲介者がいない点
初回
前置きが長くなりましたが、初回の内容を振り返ります。
BGMも抑えられていて、雰囲気的には『アバランチ』が近いような気がします。
『インフォーマ』もこんな感じだったような気もするし、全体的に関西テレビの制作するドラマっぽいです。
出演者が坂口健太郎さん、堀田真由さん、染谷将太さん、と前クールのドラマにも出演していた人ばかりです。
別にいいんですけどね。
個人的には、同クールの別ドラマに同じ俳優が出演したり、2クール続けて同じ俳優が出演しているのはあまり好きではないんですよね。
冒頭「数週間前」という字幕が出ます。
これは2週間とか、3週間とか、20日とか、具体的な数字にしてほしかったです。
でも面白そう
まぁでも不満はそれぐらいで、ひき逃げのトラックが終盤に再登場するところや、悠香の死の真相にcodeが深くかかわっていそうなところなど、早い話が最初から主人公を標的にしている感じが漠然と伝わってきて、興味は惹かれました。
codeで破滅する大学生のお話も、codeのシステムや恐ろしさを理解するのに必要十分な内容でしたし、暴力団も絡んできそうだし、いろんな展開が予想できますね。
主人公の二宮の両親は死別しているらしく、彼は悠香と出会う前は暴力刑事だったという設定のようです。
このベタな設定はちょっと食傷気味です。
あとは、まだそれほど出演シーンは無いですけど、咲(堀田真由)も気になります。
こういうドラマのハッカーって何でもできる便利屋にされがちなので、リアルに描写されることを願います。
codeの描写について
劇中に登場するcodeはどんな願いもかなえてくれるという部分を除けば、あり得そうなレベルに収まっています。
現実には個人の願いの需要と供給を管理するのは相当難しいのでしょうし、任務失敗が連鎖した場合に機能不全に陥るとは思いますが、
先述の通り基本は闇バイトですし、主人公をターゲットに構築されたシステムのようなのでギリギリ納得できます。
気になったのは主人公が警察官でありながらcodeの要求する任務を淡々とこなしていて、躊躇や葛藤が見られなかったところです。
警官であれば彼がやったことは運び屋にあたるかもしれないことは容易に想像できるのにそのことについて逡巡する様子が見られません。
かといって恋人の死の真相について憑りつかれたようにも見えず、違和感がありました。
おわりに
まだ初回で登場人物もそろっていないのでまだ面白いかどうか判断はつけかねます。
定石通りならば、黒幕は警察内部にいて主人公とも親しい百田優(三浦貴大)でしょうね。
染谷将太さんの走り方が『風間公親』の時と同じでした。役作りであの走り方をしているのかと思いきや、もともとああいう走り方の人だったみたいです。
エレベーターでの落下事故はなかなか起こるものではなく、一人で乗車していた場合、落下するより上昇する可能性もあるみたいです。
エレベーターが落下した時に生き残る方法 - ログミーBiz (logmi.jp)