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CODE-願いの代償- 【感想第8話】市川(玉山鉄二)と接触

 

 

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坂口健太郎さん主演ドラマ『CODE-願いの代償-』第8話はcodeの開発に携わった中心人物・市川(玉山鉄二)と対峙しました。codeの真相に迫ろうとする二宮たちの行動は先読みされ阻まれます。そうしているうちにcodeのルールが崩れ大衆に拡散し始めました。

放送日・あらすじ

放送日

2023年8月20日(日)22:30~日本テレビで放送

あらすじ

Episode.08|ストーリー|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)

配信状況はこちらをご確認ください↓
CODE ー願いの代償ー - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

キャスト

二宮湊人(坂口健太郎)神奈川県警暴力団対策課の刑事。
椎名一樹(染谷将太)CODEの謎を追うフリー記者。
三宅咲(堀田真由)ハッカー。
七海悠香(臼田あさ美)二宮の婚約者。エレベーター事故に巻き込まれ死亡。
甲斐篤志(青柳翔)半グレ集団の代表。死亡。
百田優(三浦貴大)二宮の親友。死亡。
田波秋生(鈴木浩介)二宮の上司。死亡。
三輪円(松下奈緒)謎の女性。難病の息子・芯がいる。
市川省吾(玉山鉄二)ケアリングクラウン。

相関図はコチラ↓
相関図|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)

感想

市川と対峙

今回大きく進展したのは市川(玉山鉄二)関連のお話です。
codeを開発したランリー社の代表である市川は二宮(坂口健太郎)にcodeについて問われ、自身の考えを述べました。

彼によると「codeは人間の願いをマッチングしお互いにかなえ合うをかなえる優れたアプリである。もしcodeがトラブルを起こしているとすれば、それはcode自体の問題ではなく欲望にまみれた人間の側の問題である」そうです。
また、「結果的にそういう欲望にまみれた卑しい人間は制裁され淘汰されるのであるから全体として見ればよりよい社会に近づいている」とも言っていました。

彼の発言は言うまでもなくcodeの実態とかけ離れています。
code自体に人の欲望を触発する構造があり願いはエスカレートしていきますし、codeの真相に迫ろうとすると殺されることにも触れてはいません。

全体として最適になるためには犠牲はやむをえないという弱肉強食な価値観も反映されています。
codeには「役に立たない人間は不要だ」という思想があるように思います。

一方で彼はケアリングクラウンとして活動していますし、例えば三輪(松下奈緒)への制裁として芯くんに手出しすることはありませんでしたし、今回も芯くんに危害を加えることはありませんでした。
普通こういう全体主義的なシステムでは社会的弱者に牙を向くものですが、彼の場合はそうでもありません。
codeを開発した最初の動機は純粋なものだったのかもしれないですね。

バグ

今回「バグ」という言葉が何度も用いられました。
市川は二宮を「システムを飛躍させる面白いバグ」と称していましたし、後藤はcodeの何らかのバグ修正を急ぐようにせっつかれていました。

少なくとも市川は現行のcodeを完璧なものとは認識していないようですね。
二宮のどのあたりが特殊なのかはよくわかりません。
これまでにも咲の兄のようにcodeの真相に迫ろうとした人間はいますし、利他的にcodeを使うのは三輪(松下奈緒)も同じです。

拡大するcode

これまでcodeは宿主が死亡した場合に新たな利用者を探すように設計されていたため、ユーザー数は一定でした。
それが闇サイトから紹介者を介さず入手できるようになったことで一般社会に急激に広まりました。
警察官を襲撃したということはこれまでの法律による秩序から、codeによる相互監視と制裁の秩序に社会を作り替えようということなのかも。

以前佐々木の友人が政治の暗部に切り込もうとして殺されたエピソードがあったように思います。
もしかすると一部の特権階級を生んでしまう現在のシステムをある意味民主化するものとしてcodeは計画されているのかも。

codeの最終目的

おそらくビッグデータとcodeを組み合わせることで相互監視社会のようなものを作り上げることが最終目的なんじゃないかと予想しています。
後藤の「どれだけ犠牲者が出るか予測できない」というのも利用者が拡大することで制裁の応酬が起きるという意味に解釈するのが一番素直な気がします。

二宮たちの計画

相手の強敵ぶりを示す方法として「こちらの行動を先読みされる」というものがありますね。

「ランリーの社内を覗き見し利用しているつもりだったのが実は巧みに誘導されていた。」であるとか「codeを使って市川に接触すると、任務をこなすために二手に分かれるはずだ」とか、敵地のど真ん中で堂々と新たな犯行に及ぶのはベタな展開ですね。

でもあまり面白くないというか、せっかく市川に接触したのに単純に質問するだけだし、緊張感が薄かったように思います。

ボディーガードになりたいという発注もどうやって二人分用意してもらったのかよくわからないんですよね。

終わりに

codeの真相に迫り出してから面白くなくなってしまいました。
『デスノート』はデスノートを駆使した頭脳戦が面白いように、このドラマもcodeを使った駆け引きが面白いはずなのに、二宮たちは封印してしまっているんですよね。

敵の実働部隊である甲斐も死んじゃったし、正直飽きてきました。

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(本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluサイトにてご確認ください。)