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CODE-願いの代償- 【感想第5話】災難続きの田波課長

 

 

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坂口健太郎さん主演ドラマ『CODE-願いの代償-』第5話は悠香が残した映像を巡り争奪戦が繰り広げられました。その過程で二宮が信頼を寄せる田波が犠牲となり、二宮はますます孤独になっていきます。codeが生命体のように増殖していく様も描かれました。

放送日・あらすじ

放送日

2023年7月30日(日)22:30~日本テレビで放送

あらすじ

Episode.05|ストーリー|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)

配信状況はこちらをご確認ください↓
CODE ー願いの代償ー - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

キャスト

二宮湊人(坂口健太郎)神奈川県警暴力団対策課の刑事。
椎名一樹(染谷将太)CODEの謎を追うフリー記者。
三宅咲(堀田真由)ハッカー。
七海悠香(臼田あさ美)二宮の婚約者。エレベーター事故に巻き込まれ死亡。
甲斐篤志(青柳翔)半グレ集団の代表。
百田優(三浦貴大)二宮の親友。
田波秋生(鈴木浩介)二宮の上司。
三輪円(松下奈緒)謎の女性。難病の息子がいる。
市川省吾(玉山鉄二)ケアリングクラウン。

相関図はコチラ↓
相関図|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)

感想

codeのシステムについて

私はこのドラマを楽しんでいますが、codeのシステムに納得しているわけではありません。
仮に「1億円欲しい」という願い事をcodeにお願いしたとします。すると拳銃を用意する人やその拳銃を運ぶ人、現金輸送車を襲う人が必要になってきます。
もし失敗したらもう1セット必要ですし、制裁を加える人員も必要です。
一つの願いをかなえるために多数の人間が関与しなければならず、常に任務の方が願いに比べて多くなってしまい需給のバランスが整わないんです。

それに「○○を殺害しろ」なんて言われても、素人には難しいので、銃器の扱いに慣れた三輪、二宮、百田、甲斐への依存度が高くなってしまいます。

かなり穴のある設定なのになぜ気にならないかというと、主人公二宮の視点というミクロな視点でこのドラマを観ているからなんですね。
二宮がツールとして使っているうちは全体のことなど気になりません。
しかし、プレイヤーの数が増えてcode全体の話になるとちょっとずつ違和感が生じてしまいます。

そろそろこのドラマは最終回まで面白い作品になるか、大風呂敷を広げただけの作品になるかの分岐点に差し掛かっているような気がしますね。

codeは嘘をつく

今回明らかになったのは、codeは嘘をつくということです。
田波の映像はフェイクでした。
そうすると二宮がこれまでcodeから得た情報は全て信用できなくなってしまいますし、二宮はcodeに騙されて任務を遂行させられていたことになります。

ストーリーの前提が大きく揺らぎますが、私はそれでいいと思っています。
その理由の一つは、codeは夢をかなえてくれるのではなく、夢をかなえた気にさせてくれる、かりそめの幸せを与えてくれる存在にすぎないって方が逆に納得感があるからです。
一億円の例で言うと、一億円を手に入れたと思った次の日に誰かに奪われて、プレイヤーの間をぐるぐる還流しているとすればシステムの穴はちょっとだけ埋まります。

二つ目の理由は、codeの目的は別にあってプレイヤーを利用しているだけって方がリアルで面白いからです。

USBメモリ

悠香が最後に観た映像がUSBメモリに保存されていることが明らかになりました。

袖口のほつれは一応伏線になっているのですが、脚本的には先に袖口に隠すことを決めてからあの回想シーンを冒頭に持ってきているだけだと思うので上手くはありません。
codeが自律的に増殖する様子は『リング』のようでした。
ウイルスが宿主を変えるみたいな感じで、まるで命があるかのように見えますね。
でも、あの映像を見られるとそんなに困るのかな?
codeの利用規約に他言無用ってないですよね。
二宮も田波に話していましたし。

「銃口を背中に当てると位置がバレるのでやめたほうがいい」って何かのドラマで観たことがある気がします。
今回も三輪の背中に銃口を当てたばっかりに制圧されてしまいましたね。

ちょっと気になったのは制限時間です。
病院と二宮の自宅の位置関係が近すぎてこのドラマの世界が狭く感じられましたし、いつも制限時間がシビアすぎます。
USBメモリの回収には時間制限が必要ですが、二宮の殺害をそこまで慌てる必要は無いように思います。

可哀そうな田波課長

鈴木浩介さんといえば『ライヤーゲーム』のキノコのイメージが強くて、どうしても信用ならないというか、次の瞬間裏切るのではないかとずっと思っていましたが、普通に良い人だったようです。
多分そのイメージを利用したキャスティングだったんでしょうね。

codeが田波に恨みを持っているのではないかというぐらい、狙い撃ちで災難に遭っています。
もしそうでないのなら軽んじられすぎです。

終わりに

椎名が三輪のcodeを見た時に「色違いっすね」ぐらいは言ってほしかった。知っていたのかな?
次回は椎名たちの回想がメインのようで中村ゆりかさんも新たに登場するようです。

関連リンク

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(本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluサイトにてご確認ください。)