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CODE-願いの代償- 第2話~結構暴力を描いてます

 

 

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坂口健太郎さん主演ドラマ『CODE-願いの代償-』第2話は二宮(坂口健太郎)の情報屋が殺されてしまうなど、深刻度が増しました。地上波にしては攻めた暴力描写が見られるなど、制作者の本気度が垣間見える内容です。願いをかなえるアプリ・codeのルールを整理しながら振り返ります。

放送日・あらすじ

放送日

2023年7月9日(日)22:30~日本テレビで放送

あらすじ

Episode.02|ストーリー|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)

配信状況はこちらをご確認ください↓
CODE ー願いの代償ー - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

キャスト

二宮湊人(坂口健太郎)神奈川県警暴力団対策課の刑事。
椎名一樹(染谷将太)CODEの謎を追うフリー記者。
三宅咲(堀田真由)ハッカー。
七海悠香(臼田あさ美)二宮の婚約者。エレベーター事故に巻き込まれる。
甲斐篤志(青柳翔)半グレ集団の代表。クラブを経営する。
柏木淳二(黒羽麻璃央)二宮の情報屋。
百田優(三浦貴大)二宮の親友。
田波秋生(鈴木浩介)二宮の上司

相関図はコチラ↓
相関図|CODE|読売テレビ・日本テレビ系 (ytv.co.jp)

感想

codeのルールの補足

第1話でも丁寧にcodeのルール説明は行われていましたが、今回さらに補足されていました。

  • 任務に失敗するたびに制裁が下るが、2度の失敗までは再び願い事をすることができる。ただし、3度目の制裁は死を意味する。
  • codeプレイヤーの願い事はほかのプレイヤーたちが“任務”として協力することによってかなえられている。

まぁ、どちらも大体わかっていたことですが、今回セリフで説明されました。
どちらも重要なルールですが、特に気になるのは2つ目の方ですね。
主人公・二宮(坂口健太郎)の願いをかなえ、削除されたはずの監視カメラ映像を提供した人間がいたということです。
悠香を殺害したのもcodeだし、それを暴こうとする二宮もcodeに頼っています。
ある意味マッチポンプになっていますね。

これまでの願い事

第1話と第2話でかなえられた主な願い事をまとめます。

  • ねずみの正体(依頼者甲斐 協力者不明)
  • 1億円欲しい(依頼者不明 協力者仲川・二宮)
  • エレベーターの映像が見たい(依頼者二宮 協力者不明)
  • 寺島の共犯者を知りたい(依頼者二宮 協力者不明)
  • 岡山組のアタッシュケースのすり替え(依頼者甲斐 協力者仲川)
  • 逃走ルートの確保(依頼者寺島 協力者三輪)
  • 情報屋柏木の救出(依頼者不明 協力者二宮)

他にもcodeの関与があった可能性があるものとしては

  • 監視カメラの映像を削除してほしい(依頼者不明 協力者不明)
  • 悠香を殺害してほしい(依頼者不明 協力者寺島)

が挙げられますね。

願い事の文言がこれらの事実とイコールとは限りません。
一億円の件のように、より上位の願い事を細分化した一部として悠香が殺害された可能性もあります。
こうやって見てみるとマッチポンプ感がより強く認識できます。

codeのルールに従えば、すべての願い事には依頼者と協力者がいることになります。
でも案外、依頼者や協力者が不明なことが多いので、そのあたりが捜査の端緒になるのかもしれませんね。

もう一つ、例えば情報屋を見つけるにしても、甲斐はそのために有用な情報を提供したわけではなく、ただ願い事を書きこんだだけです。
その少ない情報から甲斐の周辺にいる怪しい人物を割り出し、特定し、証拠を押さえる分析力は人間離れしています。
警察内部とか、あらゆる情報の中枢にいる人物がcodeを運営しているのかもしれません。

荒唐無稽だけど面白い

こうやってじっくり考えてしまうと、このcodeというアプリは結構荒唐無稽だなと思えてしまうのですが、それでも面白いですね。

それはこのcodeというアプリが「人間の欲望が見知らぬ誰かを不幸にしている」という現実を可視化する存在だからだと思います。
ささやかな願いが果てしない欲望へと変わり破滅するというストーリーは『デスノート』などと比べても人間臭い面があります。
『笑うセールスマン』系の雰囲気に近いのかも。

また、警察が情報屋から情報を得たり、暴力団と持ちつ持たれつな関係にあるというのは映画やドラマで頻繁に登場します。
そういう人と人のアナログな関係がcodeを介在したデジタルな関係に置き換わっていくのもこのドラマの面白さの一つのような気がします。
暴力団、情報屋、フリー記者と、どれも刑事ドラマには定番の役ですからね。
今回の情報屋の死は象徴的ですし、今後二宮がアナログとデジタルのどちらを頼って捜査するのかは注目ポイントですね。

暴力の描写が地上波にしてはかなり攻めていて、しっかり怖いです。
柏木が拉致されるシーンは「うわぁ」っていう嫌な感じがしました。
映画ならもっとむごいでしょうし、まだまだぬるいという意見もあるでしょうが、私には十分でした。
暴力団が常に暴力的なわけでもなく、警察と対峙しても案外冷静なところもリアルでいいですね。
甲斐はインテリ風ですね。

特別公務員暴行陵虐罪とは?わかりやすく解説 - 公務員ドットコム (koumuin-news.com)

制裁の内容が暴力的な物に限らないというのも面白かったです。
これは予想外だったので意表を突かれましたね。

監察官が二宮の捜査手法を問題視し、自宅謹慎を命じるというのは現実にあり得そうですし、警察上層部の関与を疑わせる側面もあって面白い設定でした。
それに、二宮がcodeの用意したシナリオに即して動いている感じも漂っています。

おわりに

codeしか頼るものが無さそうなので、当面は警察の目をかいくぐりながら、codeのミッションをクリアし、真犯人を追うということになるでしょうね。
二宮の親代わりのような田波(鈴木浩介)の関与も浮上してきたし、二宮の周辺人物が事件に関わっている可能性は高いですね。
それに三輪(松下奈緒)は顔見せ程度の登場ですし、椎名(染谷将太)や三宅(堀田真由)もそれほど活躍していません。

ひょっとするとかなり面白いドラマなのかも。

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