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新空港占拠【第4話感想】

 

 

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櫻井翔さん出演ドラマ『新空港占拠』第3話が放送されました。テンポ自体は速く、目まぐるしくスピード感たっぷりに展開していくのですが、まったく印象に残りません。
早送りで見ているかのような無味乾燥な感じがしました。

 

放送日・あらすじ

放送枠

日本テレビ 土曜日 22:00~

放送日

2024年2月3日

公式サイト

新空港占拠|日本テレビ

基本情報

原作

ありません

脚本

福田哲平

キャスト

武蔵三郎(櫻井翔)
武蔵裕子(比嘉愛未)
武蔵えみり(吉田帆乃華)

和泉さくら(ソニン)
岩槻澪(白石聖)
川越和夫(片桐仁)
本庄杏(瀧内公美)
武蔵二葉(奥貫薫)
天童美香(黒沢あすか)
宇和島健介(濱津隆之)
久留米勝利(長田成哉)
白河巌(俵木藤汰)
米沢秀夫(富川一人)
庭瀬美月(結城モエ)
壬生正雄(手塚とおる)
正体不明の謎の男(ジェシー)

相関図はコチラ↓

相関図|新空港占拠|日本テレビ

感想

慌ただしい

今回は同時に複数のことが進行していて、見ていてせわしなかったですね。
今回起きたことを列挙すると

  1. 武蔵親子の連れ去り
  2. サーバー室の閉じ込め
  3. 人質の仲間割れ
  4. 記者自殺の真相究明
  5. 青鬼との面会
  6. 署長の裏切り
  7. 獣たちの恋愛関係

細かく言えばもっとあるかもしれません。
しかもそれぞれが川越を起点に結びついていて複雑なんですよね。

結局なんだっけ?

画面上ではあわただしく登場人物たちが右往左往しているのですが、一つ一つはあまり印象に残らないんですよね。
獣3人の正体も明らかになりましたが、あまりインパクトはありませんでした。

今回は事件の全体像が明らかになる重要な回のはずですが気が散ります。
私は終盤完全に集中力が途切れてぼんやりと眺めていたので間違っているかもしれませんが、どうやら五年前の事件というのが今回の獣たちの動機であり、その事件を隠ぺいする勢力が警察内部にもいるということのようです。
青鬼の証言によると、模倣犯だと思われていた今回の事件のほうが先に計画されていたみたいですね。

興味がわかない

まず、サーバールームの閉じ込めの件は川越による妨害工作だったわけですが、ストーリー上それほど重要ではありません。
武蔵親子の連れ去り事件に関しても、なぜ彼らを始末する必要があるのか全く分からないので置いてけぼりを食らってしまいます。
武蔵が迫られる2択の両方が視聴者的にはわりとどうでもいいんですよね。

武蔵が志摩を救出に向かうのは「近くにいたから」ってだけです。
二人の間には特に絆もありませんし、やる作業も配電盤を再起動するだけです。

本庄との「ここはお前の町だ」というやり取りも、今日会ったばっかりの二人では意味がありません。
長年いがみ合っているとか、武蔵が受け持つ新人であるとか、キャリアとノンキャリアとか、関係性がないんです。
トロッコ問題の両側にそれほど差がないんです。

これは言い過ぎかもしれないですけど、結局このドラマって人間同士が立場でつながっているだけで、心では繋がっていないんですよね。

あと、志摩も「自分は警官なので」ぐらいのことは言ってほしいですし、残された時間で後輩に手がかりを託すぐらいのことはしてほしかった。

構図

第4話までのストーリーは、獣たち、獣の指示に従い捜査を進める武蔵、警察をも取り込んだ山猫による隠ぺい工作の3つが作用しながら展開していたようです。
ジェシーさんの立場はまだよくわかりません。
また、武蔵親子が命を狙われる理由もよくわかりません。

ターミネーター風なのかな?

裏切者が多すぎる

駿河が警察に潜入していたのはいいとしても、病院占拠の捜査にあたっていた丹波の妻がたまたま記者で、事件の真相にたどり着き、たまたま息子も警察官で、憤って辞めるってどうなのかな?
前回も警察は事件に関与していたし、同じことをやってますよね。

わたしはこのドラマはシーズン1より面白くなっていると思っていますし、まだ半分残っているのでここからさらに面白くなる可能性だってあると思っています。
ただ、今回はつまらなかったです。

おわりに

このシリーズは犯人たちが真相を既に知っていて、視聴者は武蔵の捜査を通じてその真相について説明を受ける形になっています。
用意されたものを用意された手順で解いているので、脱出ゲームに近いんですよね。
ドラマだと思って見ないほうがいいかもしれません。