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新空港占拠【第6話感想】

 

 

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櫻井翔さん出演ドラマ『新空港占拠』第6話が放送されました。ストーリーの骨格となる獣たちの犯行動機やヤマネコというラスボスの輪郭が明らかになったことで、とても見やすくなりました。後半に向けて面白くなりそうです。

 

放送日・あらすじ

放送枠

日本テレビ 土曜日 22:00~

放送日

2024年2月17日

公式サイト

新空港占拠|日本テレビ

基本情報

原作

ありません

脚本

福田哲平

キャスト

武蔵三郎(櫻井翔)
武蔵裕子(比嘉愛未)
武蔵えみり(吉田帆乃華)

和泉さくら(ソニン)
岩槻澪(白石聖)
川越和夫(片桐仁)
本庄杏(瀧内公美)
武蔵二葉(奥貫薫)
天童美香(黒沢あすか)
宇和島健介(濱津隆之)
久留米勝利(長田成哉)
白河巌(俵木藤汰)
米沢秀夫(富川一人)
庭瀬美月(結城モエ)
壬生正雄(手塚とおる)
正体不明の謎の男(ジェシー)

相関図はコチラ↓

相関図|新空港占拠|日本テレビ

感想

枠組み

第5話で明かされた内容で大きな枠組みが判明しました。
今までストーリーから浮いていた謎の男(ジェシー)についてもその正体が判明しました。
また、ストーリーの軸として獣と山猫の関係、事件に至る道程が分かったことで、ドラマ自体がかなり見やすくなりましたね。
いまだ明かされていない謎も徐々に整理されてきて、物語の後半に向けて何に注目すればいいのか予測ができるようになりました。

順番に振り返りたいと思います。

獣たちの正体

シーズン1より良くなった点として、獣たちの正体の明かし方が挙げられます。

前回の時点で犯行グループのメンバーたちを演じているキャストは明かされています。
しかし武蔵たちはまだ龍の正体を知らないんです。
また、視聴者の側も高橋メアリージュンさんであることは知っていても、龍が何者なのかはわかっていません。

さらに、空港外にいる獣の残りのメンバーも分かっていなくて、今回ジェシーさんが合流しましたが、彼の正体も不明なままです。

こういった時間差が設けられていることで、最後までネタ晴らしの面白さが持続しそうです。

さて、今回明らかになったのは獣を構成するコアなメンバーは空港建設を巡り殺害された男の遺族と、濡れ衣を着せられた3人だったことが判明しました。

あとは龍が何者なのか、なぜ彼らと行動を共にしているのか、が大きな謎として残りますね。

山猫

竜の正体とおそらく関連してくるのが山猫です。
この世を牛耳るフィクサーのような存在で、北見以外は誰もその姿を見たことがないそうです。
断片的ではありますがヒントは示されているように思います。

  1. 自殺した川越にかわってサイコ警官に直接指示を出している。
  2. 獄中の大和が山猫が空港に姿を現すことを知っていた。
  3. 北見は山猫を知っている。

よくわからないのが1と2ですよね。
人質の中にいると指示を出せません。
でも空港にいるという条件に合うのは人質だけですし、どうなっているのでしょう?

この山猫の正体についてキャストの格を考慮すれば候補は何人か浮かぶのですが、どれも決め手に欠けます。
考察が盛り上がりそうですね。

警官

音圧によって拷問する手法は『砂の器』に似たようなものがあった気がします。
でもどちらかというと『時計仕掛けのオレンジ』っぽいですね。

彼が欲しがっていたデータとは何なのか?も気になります。
まぁ、裏切り者を消す任務のほうが重要らしいので大したものではないのかも。

裕子が狙われている理由は依然不明ですし、武蔵の兄の件も放置されたままです。

天童

最後になりますが、天童を演じている黒沢あすかさんの演技がとてもよかったと思います。
銛が発射される恐怖に震えるというシーンだったのですが、いろんなパターンを見せてくれました。
最初のうちはプライドの高い女って感じでしたが、徐々に恐怖を全面に出すようになり、途中で一回あきらめが入るんですよね。

同じことを何度も繰り返していて食傷気味の拷問シーンですが、今回は飽きずに見続けることができました。

おわりに

神社の神主さんが武蔵を襲う理由はそれほど見当たらないですよね。
勇み足としか言いようがありません。
不自然な点を挙げはじめればきりがないし、そもそもドラマといえるのか微妙な作品ですが、楽しめているので気にしないことにします。