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新空港占拠【第7話感想】

 

 

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櫻井翔さん出演ドラマ『新空港占拠』第7話が放送されました。ストーリー自体はシーズン1より大幅に改善されたの占めているのですが、解決しなければならない謎の多さに多少疲労感を覚えます。武蔵以外のキャラクターにも活躍の機会が与えられている点も前作より優れています。

 

放送日・あらすじ

放送枠

日本テレビ 土曜日 22:00~

放送日

2024年2月24日

公式サイト

新空港占拠|日本テレビ

基本情報

原作

ありません

脚本

福田哲平

キャスト

武蔵三郎(櫻井翔)
武蔵裕子(比嘉愛未)
武蔵えみり(吉田帆乃華)

和泉さくら(ソニン)
岩槻澪(白石聖)
川越和夫(片桐仁)
本庄杏(瀧内公美)
武蔵二葉(奥貫薫)
天童美香(黒沢あすか)
宇和島健介(濱津隆之)
久留米勝利(長田成哉)
白河巌(俵木藤汰)
米沢秀夫(富川一人)
庭瀬美月(結城モエ)
壬生正雄(手塚とおる)
正体不明の謎の男(ジェシー)

相関図はコチラ↓

相関図|新空港占拠|日本テレビ

感想

疲れる

毎回かなり多くの新事実が明かされていますが、全く前に進んでいる感じがしないんですよね。
第7話が終了したというのに解決しなければならない謎がまだまだ残されています。
思いつくだけでも

  • 警察にいる内通者
  • 二代目山猫の正体
  • 空港建設の真の目的
  • 武蔵の妻・裕子の罪と大河の目的
  • 竜の正体と目的
  • 武蔵の兄の件

私が忘れているだけでまだあるかも。
竜に「まだ終わってない」って言われると、わくわく感より疲労感が勝ります。

つまらなくはない

でもつまらないわけではないんですよ。
痒い所に手が届くというか、シーズン1よりもしっかり考えられているんです。
前回「なんで獄中にいる青鬼が山猫のことに詳しいのかな?」と思っていたら、今回本庄が青鬼に会いに行くところで「同じ棟に北見の秘書がいたから」と教えてくれました。
青鬼は厳重に隔離されているっぽかったのにどうやって接触するのだろう?という疑問はありますが、納得感はあります。
青鬼が本庄をカウンターパートとして認めるのも同時に描いていてすっきりしてました。

山猫というラスボスがかなり知的で謎に包まれていることで獣たちのワンサイドゲームになっていないところや、本庄がある程度優秀なことも楽しめている理由だと思います。

ぼんやりしている犯人

シーズン1から大きく改善した点として、獣たちに覚悟がみられる点が挙げられます。
シーズン1では「サバゲーをやっているのか?」と思ってしまうほど、銃を向けられると降参することがルールになっていて、ぬるかったんです。

その点、今回は獣たちが銃を向けられても死ぬ覚悟を見せているし、そのうえで「殺さない」という哲学を持って犯行に及んでいることが示されてルールに線引きがされています。
大河(ジェシー)に「生ぬるい」と言わせているのも良かったです。
しかし、まだ不十分なんですよね。

せっかく線引きしているのに、殺害をも辞さないはずのキャラクターがもたつくんです。
一番ひどいのがあの警官です。なぜか撃てるタイミングで銃を撃ちません。
北見も中途半端です。

次回過激派の大河が活躍するようなので、その描き分けに期待したいと思います。

山猫の正体

1980年代に政財界を支配したフィクサーという設定は面白いですね。
実際そのような人はいるみたいですし、自分は裏に回って国会議員を窓口にするのはリアルです。

もう一つよかった点は「協議会のメンバーにヤマネコがいる」という展開です。
「北見と天童は違うんだから決まりじゃん」と思っていたら、実は北見が山猫に成り代わっていたと明かされたので、ちょっと裏切られました。
よく考えたらよくある展開なのですが、考察系ドラマの裏をかいた種明かしの仕方でした。
でも、傀儡が本物に入れ替わるというストーリーが魅力的過ぎて、「やっぱり山猫は別にいます!」って言われると、疲れます。
このドラマの特徴は獣たちのシナリオ通りに武蔵を動かし、真実を世間に公表するというところにあります。
その獣たちのシナリオが複雑すぎると荒唐無稽度が増すんですよね。

なぜ髭をそる?

特にジェシーさんが登場すると停滞します。
なぜ今髭をそるんですか!
それに、あの警官が先に対処すべきは絶対大河の方でしょ。

おわりに

あの警官の最期は少し『ブレードランナー』でした。
地下500メートルで採掘され、飛行機で運搬可能な軽いものって何でしょうね?