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新空港占拠【第9話感想】

 

 

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櫻井翔さん出演ドラマ『新空港占拠』第9話が放送されました。犯行グループ「獣」の主要メンバーがほぼ武蔵の親戚で構成されていたことが判明する中、ストーリーは最終回に向けて強引に進んでいきます。いったい彼らは何がしたかったのか?よくわからなくなってしまいました。

 

放送日・あらすじ

放送枠

日本テレビ 土曜日 22:00~

放送日

2024年3月09日

公式サイト

新空港占拠|日本テレビ

基本情報

原作

ありません

脚本

福田哲平

キャスト

武蔵三郎(櫻井翔)
武蔵裕子(比嘉愛未)
武蔵えみり(吉田帆乃華)

和泉さくら(ソニン)
岩槻澪(白石聖)
川越和夫(片桐仁)
本庄杏(瀧内公美)
武蔵二葉(奥貫薫)
天童美香(黒沢あすか)
宇和島健介(濱津隆之)
久留米勝利(長田成哉)
白河巌(俵木藤汰)
米沢秀夫(富川一人)
庭瀬美月(結城モエ)
壬生正雄(手塚とおる)
正体不明の謎の男(ジェシー)

相関図はコチラ↓

相関図|新空港占拠|日本テレビ

感想

わからない

第9話を見終わった私の感想は「面白い面白くない以前に、なんだかよくわからない」です。
真相が明かされるたびに頭の中に?マークが浮かんできました。
大切な部分の説明を端折られている気がします。
前回までは「つまらないなぁ」とか「何それ?」と思うことはあっても興味は持続していたんですよね。
多分私の中で「いずれ説明されるのだろう」と思って保留にしていた様々なことが、どうやらこのまま投げっぱなしにされるであろうことが発覚して冷めちゃったのかも。

線引きがわからない

これはシーズン1から思っていたことで今更なのですが、獣たちの倫理観の線引きが理解できません。
「人質は殺さず、適正な手続きを経て裁きを受けさせる」という基本方針はわかります。
それに対して「それでは何も変わらない。自らの手で制裁を加えるべきだ」と考えるケダモノの思想も納得できます。
問題はその線引きがあいまいなことです。

獣はすでに少なくとも2名殺害しています。
そして例えば本庄が機械に巻き込まれそうになったみたいに、特に意味のない殺人未遂も数件引き起こしていますよね。
この言行不一致が私が感じる分かりにくさの最大の原因です。

そしてこのシリーズの特徴として爆弾の威力が彼らの矛盾に合わせて自由自在に伸縮するんですよね。

武蔵って誰だっけ?

岩槻や竜の証言により犯行グループの多くが武蔵の親戚であることが判明しました。
裕子は彼の妻ですし、人質の中には彼の姉もいます。

今回の事件の中心には武蔵がいたことになるのですが、私は「武蔵ってどんなキャラクターだっけ?」と思ってしまいました。
前シーズンでは人質を殺してしまったトラウマを抱えながら事件解決に奮闘する刑事でした。
鬼は彼への復讐のために事件を引き起こしています。

一方今回は「親戚だから」というぐらいしか事件とのかかわりがないんですよね。
当たり前のように登場し捜査に当たっていますが、彼の物語になっていません。

もうひとつわからないこと

竜と蛇は武蔵の姉が北見による殺人を告発しなかったことを糾弾していました。
そして「お前が嘘をついたことが全てのきっかけだ」とも言っています。
ここもわからないんですよね。
きっかけは北見が殺害したことだし、山猫の存在ですよね。
前回まではそれを解き明かすために動いていたのに急に武蔵の姉を糾弾して幕引きを図っているのが理解できません。

大河が空港に姿を現さなかったら尻すぼみになってましたよ。

お前の占拠を占拠した

そういった意味では今回ようやく大河が活躍しました。
形勢が逆転し、これまで安全地帯にいた獣たちが慌てる様子はスカッとしました(本当はスカッとするような展開ではないんですけどね)。

前シーズンと同じく各個撃破されていくのですが、施設から締め出され隠れる場所すらないため悲壮感は前回以上です。
丹後が仁王立ちのままねぎらいの言葉をかけるのもかっこよかったです。

欲を言えば機動隊には手加減をせず彼らを追い詰めてほしかったですね。
そうしたほうが丹後との対比にもなっていたと思います。

山猫の正体

次回最終回です。
残された謎は山猫の正体ですね。
30年前の武蔵の兄の失踪についても密室での出来事ですし、真相は別にあるかもしれません。

おわりに

ネオメタンってどのあたりが「ネオ」なのでしょうね?