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約束~16年目の真実~(日本テレビ系・木曜12時・中村アン)第2話感想

 

 

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中村アンさん出演ドラマ『約束~16年目の真実~』第2話が放送されました。終始中村アンさんが険しい顔をしているのが逆に気になりますが、登場人物全員が怪しく見えますし、王道のストーリーは見ていて引き込まれます。

放送日・あらすじ

放送枠

日本テレビ木曜日 23:59~

放送日

2024年4月18日

公式サイト

約束 ~16年目の真実~|読売テレビ

基本情報

原作

ありません

脚本

小峯裕之/本田隆朗/富安美尋

キャスト

桐生葵  中村アン
香坂慧  横山裕
不破翔  細田善彦
尾藤恵  佐津川愛美
天草勇樹 森永悠希
飛鳥桃  織田梨沙
一条健人 岡部たかし
有村毅  杉本哲太

相関図はコチラ↓

相関図|約束~16年目の真実~|読売テレビ

感想

模倣犯か、真犯人か?

面白いですね。
「事件の真相を描いた脚本が存在している」というストーリーは割とよくあります。
新鮮味はないですけど、ゆっくり丁寧に描かれているので退屈しないし、引き込まれていきます。

私が思い出したのは『闇の伴走者』というWOWOWのドラマです。
有名漫画家の遺した画稿の中に未解決事件の真相が描かれているというストーリーで本作にも通じるものがあります。
漫画に関する知識をもとに画稿を解読するところに面白さがありました。

本作は『闇の伴走者』とは異なり脚本の内容がまだほとんど明かされていません。
本作が焦点を当てているのは秘密を知りうる人物の範囲ですね。

秘密の暴露

真犯人しか知りえない事実を自白することを「秘密の暴露」と言うそうです。

秘密の暴露 - Wikipedia

本作でいうと被害者の口にビー玉が詰められていたことは真犯人と捜査関係者しか知りません。

「ビー玉の件は事件当時伏せられていたし、現在も“公式には”公表されていない」という設定で一気にリアリティが増した気がします。

「なんで脚本のことを言わなかったの⁉」と問い詰める葵(中村アン)に対して「ビー玉のことは知らなかったから」という映像研メンバーの返答は、「確かにそうだな」と納得のいくものでしたよね。

さて、脚本の内容を知りうる人物は限られています。
脚本を書いた不破翔(細田善彦)をはじめ、映像研のメンバー尾藤恵(佐津川愛美)天草勇樹(森永悠希)飛鳥桃(織田梨沙)がまず怪しいですね。

さらに、事件前後の記憶を失っている葵や葵の父親が読んでいる可能性もゼロではありません。
メンバーが他のだれかに見せている場合もあれば、盗み見た人物がいる可能性もあります。

脚本の内容は明かされていませんが、主人公を演じる葵が事件を解決するストーリーなのでしょう。
そういう意味では葵が16年の月日を経て、当時制作されなかった脚本の内容を実際に再現していることになります。
事件を解決することで止まっていた時計が動き始めるみたいな話になるのではないかと予想します。

新たな事件

気になったのは被害者の梅崎が「優秀なライター」として紹介されていた点です。
第1話を見た限り、彼女は優秀には見えませんでした。
無神経にズカズカ入っていく彼女が優れたライターだとは思えないんですよね。
ライターとしての才能とはそんな彼女の行動力を指すのかもしれないですが、裏で不破が絡んでいそうな気がします。

この16年前の事件の特徴は街の人々や警察がそろって早期解決を望んでいて、葵の父が逮捕された後は皆が口を閉ざし何もなかったかのように蓋をしている点です。

凄惨な事件の後の反応としては当然なのかもしれないですが、「真犯人がだれか?」よりもとりあえず蓋をすることが優先されている事情が何かありそうですよね。
特に、警察が強引に早期解決させた事情が気になります。

一方の不破はおそらく事件当初から違和感を感じていたのではないかと思います。
再びこの田舎町に注目が集まるように工作をしているのでしょうね。

おわりに

不鮮明な映像を見て「不破です」と証言した葵に「なんでわかったんですか?」と問い詰める香坂(横山裕)もよかったです。