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杉野遥亮さん出演ドラマ『ばらかもん』第2話は賞の落選、防犯ブザー、ゼッケン、嵐と雷被害、餅ひろいなどたった1話の中でも結構いろんな話題を詰め込んでいるのですが、最終的に一つの結論へと集約されていくので散らかった印象はありませんでした。
放送日・あらすじ
放送日
2023年7月19日（水）22:00～ フジテレビ系列で放送
あらすじ
ばらかもん | ストーリー - フジテレビ (fujitv.co.jp)
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ばらかもん - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ
キャスト
半田清舟（杉野遥亮）書道界の家元の後継ぎ。
琴石なる（宮崎莉里沙）小学1年生。
久保田育江（田中みな実）七ッ岳病院に勤務している看護師。
山村美和（豊嶋花）勝気な中学2年生。
新井珠子（近藤華）漫画家志望。美和の友達。
木戸裕次郎（飯尾和樹）七ツ岳の郷長。
木戸朋子（山口香緖里）郷長の妻。
木戸浩志（綱啓永）郷長の息子。
八神龍之介（田中泯）書道界の実力者。館長。
神崎康介（荒木飛羽）書道家。
川藤鷹生（中尾明慶）半田の友人。
半田清明（遠藤憲一）清舟の父。
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ばらかもん | 相関図 - フジテレビ (fujitv.co.jp)
感想
準賞
前回書道を楽しむことを学んだ主人公でしたが、会心の自信作は準賞どまりで落胆します。
どうやったら一番になれるのか？自分より才能がある人間たちとどのように渡り合えばいいのか？が今回主人公が解決しなければならない課題です。
原作漫画では結構あっさりと餅ひろいに展開してあっさり終了しますが、ドラマ版ではいくつかのエピソードを交えて補強しています。
嵐
島に来て初めての嵐に清舟は翻弄されます。
雨戸は飛ぶし、窓ガラスは割れ、停電したうえに割れたガラスを踏んでしまう。
何もかもうまくいかない彼に追い打ちのように嵐が襲い掛かり心をへし折るんですね。そんな時に駆け付けてくれた耕作（花王おさむ）たちを心強く思う一方で、なぜ嵐の中自分のために駆け付けてくれたのか不思議に思い、それが彼の気づきの一つのきっかけとなります。
雷
今期テレビ朝日で放送中の『ハヤブサ消防団』も小説家が田舎に引っ越す話なのですが、どちらの作品にも雷に関するエピソードが登場しました。
雷で家電やパソコンが壊れる「雷サージ」とは？今すぐやっておきたい雷対策 | 防災 | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic
上のリンクを読む限り、古い家だから雷に弱いというわけでもなさそうなのですが、実際のところどうなのでしょう？
いずれにしても、物語上登場人物から文明の利器を取り上げるという意味が大きいのだと思います。
日本全国スマホさえあればなんとかなるような環境なので、今回初めて本当の意味で島生活を体験することになるんですね。
薪風呂
個人的にはこのエピソードが好きでしたね。
あの奥さん（山口香緖里）が薪風呂を使ってみたいという気持ちの方が勝ってしまって、ガス風呂の修理がおざなりにされてしまうって結構ありそうな話ですよね。
新しい傘を買ったら雨が降るのが待ち遠しいとか、大した停電でもないのに買いそろえた防災グッズをわざわざ使ってみるとか、ちょっとワクワクしてしまう気持ちが人間らしいです。
このドラマでは清舟の独り言が多くて気になるのですが、このシーンはコントみたいになっていて面白かったです。
そんな中、追い炊きをしてくれる人として登場したのが育江（田中みな実）でした。
普通に考えれば二人が恋人関係に発展するように見えます。
この育江という人物は原作の複数のキャラを一人に統合した存在なのでオリジナルな展開もあり得ます。
育江は東京から五島に帰ってきた人物なので、かつての自分を清舟に重ねているのかもしれないですね。
もちひろい
清舟はヤス（鷲尾真知子）から伝授された餅ひろいのコツから人生訓を見出します。
この話は良い話ではあるのですがあまりに直接的過ぎるんですよね。
最初から餅ひろいのコツに全く聞こえないのです。
多分だからこそドラマではいろんなエピソードを交えることで補強したのでしょう。
競争をすればたった一人の勝者と無数の敗者が生まれます。
そんな道を目指すより身近に転がっているきっかけに目を向け、おおらかに構えていればいずれ大きなチャンスが舞い込んでくるということなのでしょう。
一番ストイックに競争していたパンチがその成果を還元していたのも良いエピソードでした。
情けは人の為ならず、自分本位に生きていては見えない世界があることに彼は気付いたようですね。
おわりに
私は芸術家ではないので「創作に打ち込む」という感覚がいまいちわかりません。
ゼッケンぐらいもったいぶらず書いてやれよ、と思ってしまいましたが、そういうわけにもいかないのでしょうね。
派手さはないけど心地よい作品です。
関連リンク
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