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Destiny(テレビ朝日・火曜9時・石原さとみ)第6話感想

 

 

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石原さとみさん・亀梨和也さん出演ドラマ『Destiny』第6話が放送されました。『最愛』や『リバース』『Nのために』といった作品群と似たテイストの本作ですが、いよいよ内容まで似てきました。

放送日・あらすじ

放送枠

テレビ朝日火曜日 21:00~

放送日

2024年5月14日

公式サイト

Destiny|テレビ朝日

基本情報

原作

ありません

脚本

吉田紀

(『Dr.コトー診療所』『リエゾン』)

キャスト

西村奏   石原さとみ
野木真樹  亀梨和也
森知美   宮澤エマ
梅田祐希  矢本悠馬
及川カオリ 田中みな実

相関図はコチラ↓

相関図・キャスト|Destiny|テレビ朝日

感想

過去編

第6話は初回の冒頭と同じシーンで始まりました。
奏(石原さとみ)がブツブツと独りで予行練習しているシーンですね。

時系列的に言うと(それほど大袈裟なことでもないですが)第5話までが広い意味で過去編、第6話以降が現在編になってくるのでしょう。
放火事件以前以後で2つの部分に分けられています。
シナリオブックの上巻が第5話までの内容らしいので、それとも符合していますね。

第5話までは「なぜ真樹(亀梨和也)が手錠につながれ、奏と対峙しているのか?」の説明だったということです。
つまり、本格的にストーリーが始まるのは今回からということになります。

まぁ、前回までに説明されたことってそれほどないですけどね。

真樹の供述

実家を放火したと自供している真樹ですが、その供述内容は誰が聞いても不自然です。
父と揉めたのは本当だとしても、火をつけるという行為には飛躍がありますし、たまたまあったライターをしようするのも変です。
一番違和感があるのが真樹の父が逃げ遅れている点です。

明らかにうそをついていることは観ている誰もがわかっているのに、奏の取り調べは真樹の生い立ちとか、空白期間に何をしていたのかとか、迂遠なものばかりで退屈でした。
実際の取り調べはそういうものなのかもしれないですけど……。

あくまで検事として形式的にふるまう奏から時々漏れる真樹への心配や愛情が楽しいシーンではありました。

なぜうそをついているのか?

考えられるのは

  1. ライターを投げたのは本当だが、同時に別の人物も放火していた
  2. 真樹が誰かをかばってうその供述をしている

のどちらか、あるいは両方です。
ガソリンの件を問い詰められるとそれまでの供述を翻したことを考えると、真樹は自覚的にうそをついているので、2の可能性が高いですね。

真樹が庇っているとすると、彼がかばう人物は限られています。
梅田(矢本悠馬)の可能性もありますがなんか違う気がします。
個人的には野木浩一郎本人が自宅に火を放った可能性が一番しっくりきますね。
今回の放火事件と奏の父の死と関連性が見つかり真実が明らかになるんじゃないかな?

その発展形として両方の事件はともに「自殺に見せかけた犯行だった」というパターンもありますね。

また逃げるの?

私は今、木村拓哉さんのドラマ『believe』を見ている最中です。
『believe』の主人公は看守の協力を得て、病棟から脱獄します。
本作もどうやら次回、検事である奏の協力で病院から脱走するようです。
同じテレビ朝日の同クールの作品でネタかぶりしています。

それに放火殺人未遂の容疑者を脱走させる行為を「愛の逃避行」で済ましていいのか?という疑問は多少あります。
そもそも奏が真樹の取り調べを行っていること自体かなり不自然なので、次回どういう展開になるのか気になります。

おわりに

「最愛」でも容疑者を伴って実家に帰る展開があったような。

既存のドラマを切り貼りして作ったような印象は拭えません。