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ばらかもん 【第11話(最終回)感想】ほっこりした終わり方

 

 

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杉野遥亮さん出演ドラマ『ばらかもん』第11話は最終回ということで、それぞれの成長や将来が未来に向けて開けたまま終わっていきました。「こんな島に住んでみたい」と思わせてくれる癒し系のドラマでしたね。

放送日・あらすじ

放送日

2023年9月20日(水)22:00~ フジテレビ系列で放送

あらすじ

ばらかもん | ストーリー - フジテレビ (fujitv.co.jp)

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ばらかもん - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

キャスト

半田清舟(杉野遥亮)書道界の家元の後継ぎ。
琴石なる(宮崎莉里沙)小学1年生。
久保田育江(田中みな実)七ッ岳病院に勤務している看護師。
山村美和(豊嶋花)勝気な中学2年生。
新井珠子(近藤華)漫画家志望。美和の友達。
木戸裕次郎(飯尾和樹)七ツ岳の郷長。
木戸朋子(山口香緖里)郷長の妻。
木戸浩志(綱啓永)郷長の息子。
八神龍之介(田中泯)書道界の実力者。館長。
神崎康介(荒木飛羽)書道家。
川藤鷹生(中尾明慶)半田の友人。
半田清明(遠藤憲一)清舟の父。

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ばらかもん | 相関図 - フジテレビ (fujitv.co.jp)

感想

お別れ

前回清舟がフェリーの船上にいたのは浩志(綱啓永)を見送るためだったんですね。
こんなひっかけみたいな演出が必要だったのかは疑問ですが、清舟が再び東京に戻るという展開にならなかったのは良かったです。
浩志も調理師学校に通うことにしたみたいで、「そういう選択肢があるのならそれが一番いいよね」って感じですね。

綱啓永さんはこれからブレイクしそうな予感がします。

突撃!田舎生活

『田舎に泊まろう』のようなWEB番組をきっかけに清舟ははじめて島の住民として迎え入れる側になります。

田舎に泊まろう! - Wikipedia

郷長(飯尾和樹)の「先生を迎え入れたのは先生のお父さんと友達だったからだよ」というのは少し冷たいように感じますが、そのセリフ自体が伏線になっています。
仰々しく大げさに考えがちな清舟に対して「もっと気楽に構えてもいいんじゃない?」という後半の展開の布石にもなっていますね。
飯尾和樹さんはなぜか一人だけ標準語ですが、コミカルな雰囲気がこのドラマにぴったりでした。

「俺の宝物はみんなからの一声かな」というセリフはこのドラマを総括するものです。
一声が二声になり、いつしか会話が生まれる。
何気ない一言が誰かにとっては大きな意味を持つかもしれないという考え方はあらゆるコミュニケーションに通じるものですね。

「先生はどこに行きますか?」という問いに「どこにもいかねえよ」と答える清舟とうれしそうななるも良かったです。

父が船に乗る

今回一番良かったのは山村美和(豊嶋花)のエピソードです。
このドラマにおいて豊島さんは狂言回しであったり、なるの通訳を担うことが多くて、豊嶋さんが演技で魅せるシーンはそれほどありませんでした。
そういう意味で今回の父がタンカー船に乗ることになり不安に駆られる演技は良かったです。
なるの複雑な親子関係を知っていて、それでも電話をかけたいと強引に迫り「違うなぁ」と涙を浮かべるシーンは短かったけど濃厚でしたね。

清舟と父のエピソードもその後に続いていて「離れていても思いは繋がっている」という一つのテーマが浮かび上がってきます。

歓迎会

新学年を迎えたのに新入生がいないというのは田舎あるあるなのでしょうか?
一年生の代わりに一年“先”生を歓迎するというのも展開に無理がないですし、最終回っぽくて良かったと思います。

「楽」という文字は清舟が島に来て初めて書いた文字です。
自分一人の世界を作り上げる書道作品をなるたちの協力のもとに書き上げることは象徴的ですね。
最初に書いた「楽」よりも単純に大きくなっていますし、清舟一人が楽しむのではなく村の人たちも巻き込んで楽しんでいる姿には彼の成長を感じます。
きっとそれが清舟の作風になっていくのでしょう。

おわりに

ずっと見ていられるタイプのドラマでした。
最初から最後までほのぼのとした雰囲気を楽しめました。

可愛かった子役たちはもちろん、豊嶋花さんや綱啓永さんなどますます活躍するであろうキャストたちの今後も楽しみですね。

関連リンク

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