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ばらかもん 【第3話感想】中尾明慶さん、荒木飛羽さん来島

 

 

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杉野遥亮さん出演ドラマ『ばらかもん』第3話は中尾明慶さん、荒木飛羽さんが来島し、これまでとは違ったメンバーでストーリーが進んでいきました。序盤は若干展開が遅くフラストレーションがたまりましたが、後半になるにつれいつもの感じを取り戻しました。

 

放送日・あらすじ

放送日

2023年7月26日(水)22:00~ フジテレビ系列で放送

あらすじ

ばらかもん | ストーリー - フジテレビ (fujitv.co.jp)

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キャスト

半田清舟(杉野遥亮)書道界の家元の後継ぎ。
琴石なる(宮崎莉里沙)小学1年生。
久保田育江(田中みな実)七ッ岳病院に勤務している看護師。
山村美和(豊嶋花)勝気な中学2年生。
新井珠子(近藤華)漫画家志望。美和の友達。
木戸裕次郎(飯尾和樹)七ツ岳の郷長。
木戸朋子(山口香緖里)郷長の妻。
木戸浩志(綱啓永)郷長の息子。
八神龍之介(田中泯)書道界の実力者。館長。
神崎康介(荒木飛羽)書道家。
川藤鷹生(中尾明慶)半田の友人。
半田清明(遠藤憲一)清舟の父。

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ばらかもん | 相関図 - フジテレビ (fujitv.co.jp)

感想

神崎康介(荒木飛羽)と川藤鷹生(中尾明慶)の来島

今回五島に神崎と川藤が来島しました。
第1話と第2話は島の住民たちしか出てこなかったので独特の空気感が醸成されていましたが、そこに異物が加わる違和感は結構感じてしまいましたね。
たしかに、なる(宮崎莉里沙)が開いた貝がら屋にどのように対応するかでそのキャラクターの人となりが分かるという工夫はされていましたよ。
なんだかんだお金を払って子供の遊びに付きやってやる清舟。
虫嫌いで自慢話ばかりする神崎。
こどもを使用済みのプリペイドカードで騙す川藤。
それぞれの個性が出ていたと思います。

でも、それだけでは不十分だったのではないでしょうか。
神崎に関しては初登場のキャラクターだし、インドアであることや書道展で清舟に勝った書道家というだけなのでそれでも十分なのですが、川藤については情報が足りないんですよね。
酒癖が悪いことなんかは事前情報として前回あたりにあらかじめ描いていたほうが自然だっただろうし、島民たちと話し合っていると聞いて「嫌な予感がする」という面白さを入れられたかも。

清舟に会わせないために二人を島中うろうろさせる展開も理屈は分かるのですが、無理矢理に島民たちを登場させている感じがしました。

ライバル神崎康介

そんな感じで前置きは長かったですが、メインとなる神崎との対話自体は面白かったです。
自分が目標としていた人物がいきなり方針転換してしまい、指針を失ってスランプに陥った神崎は清舟にとってはちょっと前の自分です。
そして彼の言っていることも理屈は通っていて、「このまま島にいても無意味かもしれない、神崎に差をつけられるだけかもしれない」という焦燥感を駆り立ててきます。

たま(近藤華)との漫画の話でも言っていた通り「どちらが正解かわからない」世界なので島にいることも無駄かもしれないんですよね。
清舟は自分の変われるかもしれないという予感を信じるしかないあやふやな立場にいます。

そんな時に紙飛行機で「風が吹けば飛ぶんだ」となるから教えられます。
餅ひろいでも言われていましたが、ただ待つ時間の大切さが今回も語られていました。

過去の型にはまっていたころの自分の記事が紙飛行機になって飛んでいる様子は映像として面白いですね。
でも「お先にどうぞ」というセリフがイマイチ決まって無かったです。

釣り

釣りも仕掛けを投げ入れて魚がかかるのをひたすら待つ行為です。
ヒサンウオは清舟が掴もうとしている書道の新境地の象徴でしょう。
簡単に釣れるアジではなく、ヒサンウオを狙っている清舟にとっては、いろんな可能性に挑戦していくこと、一人ではなく島の人たちと支え合いながらチャレンジし続けることが正解へとつながることが示されました。

イシダイ | 魚類 | 市場魚貝類図鑑 (zukan-bouz.com)

浩志(綱啓永)が料理人を目指す感じもあったし、清舟が変わるだけでなく、島民たちの変化が描かれてくればより厚みが出てきますね。

ケルベロス - Wikipedia

おわりに

毎回一回でもいいんで、もう少し字を書いているシーンは欲しいかなとは思います。
でも、それ以外は基本的に面白いですね。
特に豊嶋花さんが良い感じです。というより、彼女がいないシーンは全体がぎこちなくなります。

関連リンク

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