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全話感想
第1話 直木死亡
第2話 莉桜登場
第3話 直木の生い立ち
第4話 遺体発見
第5話 葬式&遊園地
第6話 ちいちゃん登場
第7話 魚住倒れる
第8話 弥生成仏
第9話 事件解決
第10話 アディショナルタイム
配信状況はこちらを参考にしてください↓
100万回言えばよかった - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
基本情報
脚本
安達奈緒子
『透明なゆりかご』『きのう、何食べた』などを手掛けられています。
主題歌
マカロニえんぴつ「リンジュー・ラヴ」
登場人物
相馬悠依(井上真央)
美容師。里親施設で育ち直木と出会う。
井上真央さんのTBSでの主演は『花より男子2』以来16年ぶりだそうです。
鳥野直木(佐藤健)
洋食屋ハチドリのシェフ。突然事件に巻き込まれ幽霊に。
魚住譲(松山ケンイチ)
先浜警察署の刑事。霊能力があり直木のことが見える。
相関図はこちら↓
相関図|TBSテレビ 金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
過去の作品との比較
まず思い浮かべるのが『ゴースト〜ニューヨークの幻』です。恋人が突然殺されて幽霊になるという点が一緒です。
第一話では魚住(松山ケンイチ)に憑依するシーンがありましたね。第二話では生き返ろうとするようです。
共通する部分もそうじゃない部分も視聴者がゴーストを知っている前提で作られているような気がします。
刑事が死者の声を聞いて捜査するという意味では小栗旬さんの主演した『boarder』にも近いです。
第一話では事件現場の防犯カメラに直木が映ってました。
全体の感想
参照作品
明らかに『ゴースト ニューヨークの幻』をたたき台にしたストーリーでした。
なんで30年前の映画をいまさらドラマにしようと思ったのかは謎ですが、その他にも古今東西の幽霊モノの映画やドラマのアイデアを野心的に取り込んでいます。
それらのアイデアは多様な宗教観や文化的バックグラウンドを持っているので、当然混じり合うわけもなく、分離してしまった印象です。
結局、最終回は全く別の2話に分裂してしまいました。
あいまいな境界線
生と死の境界線がかなりあいまいです。
誰かの体に乗り移れたり、口笛でコミュニケーションできたり、静電気を使えたり、幽霊は結構何でもできます。
幽霊が車に乗り込んで移動するのもよく考えればおかしいです。
「韓国から日本まであの幽霊はどうやって来たのだろう?飛行機?泳いだの?」といった感じで滑稽な場面も結構あります。
そしてそれらの幽霊のルールが総じて後付けで子供っぽかった。
サスペンス要素
途中からは少女たちに売春をさせた悪人が登場するのですが、発覚しそうになると、まるで退職金かのように口止め料を支払っていたり、10年近く活動を止めていたり、怖さがブレブレでした。
莉桜について描写が少ないので、悠衣の存在意義が薄いような気がします。
言い換えると、直木も悠衣も必要以上に生い立ちが辛いんです。
不幸なのはいいとして、それでも幸せになった直木たちと、暗闇の中をいまだもがいている莉桜という描きわけがなされていないんですよね。
一言でいうと『白夜行』みたいな成分が足りません。
むしろ英介のほうが主人公っぽいんです。
考えてみればこのドラマは英介という人物の光と影に遭遇して命を落としてしまった男の話でしかないんですよ。
結果的に最終回で直木の両親は無理矢理いい人に改心させられていました。
意味不明な最終回
このドラマの最大の欠点は最終回を2度繰り返したことです。
帰ってきたドラえもん状態と言いますか、せっかくの別れが次の瞬間否定されるのは普通ではありません。
このドラマは基本的に時系列に沿って進行しています。
例えば最終回の内容はそれを逆手にとって「語られていなかった空白の期間の物語」ってことにすればよかったんじゃないかな?
もしくは悠衣のその後を普通に描けばよかったと思います。
直木の不在を描くほうが感動的な気がしました。