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最終回が近づいてきていますし、終わり方は予想できているのに、なかなか進まないんで観ていてストレスがあります。
放送日・あらすじ
放送日
2023年2月24日(金)22:00~TBS系列で放送
あらすじ
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100万回言えばよかった - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
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相関図|TBSテレビ 金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
感想
魚住の健康問題
前回このドラマが解決しなければならない課題はほぼ出そろいました。
あとは順番に解決するだけなのですが、そのスピードが遅いしやり方も説明的なんですよね。
その最たるものが魚住(松山ケンイチ)の健康問題です。
第1話で登場していたものの中盤までほとんど活躍していなかった魚住の姉(平岩紙)が登場し、魚住家に伝わる古文書を読み、幽霊に体調不良の原因があると言い出します。
3回乗り移られたらアウトとか、負けず嫌いの子供が負けそうになって追加した後付けルールみたいな感じがして、幼稚な感じがします。
近づくって物理的な距離ですよね。幽霊がこの世の物理法則に従ってくれるのがこのドラマの特徴でもあります。
宋医師の問題
夫の死を受け入れられていない宋(シムウンギョン)の話も、似たような方法で展開していきます。
突如現れた3人目の幽霊・原田(菊地凛子)が夫の事故の当事者であることを告白し謝罪します。
どうしてもそれだけのために登場したキャラって感じがしてしまいます。
彼女はソウルで脳出血で死亡したみたいなので、日本には飛行機でやってきたんでしょうか?
直木(佐藤健)が車に乗り込むのも違和感がありますが、飛行機だと違和感を通り越して滑稽です。
船に乗った、水面を歩いた、あるいは泳いだ可能性もありますがどれもシュールです。
頭では原田に過失はないことはわかっていても心が追い付かないっていう宋の反応も「最終的に許すんだろうなぁ」とか「それで原田は成仏するんだろうなぁ」っていう先の展開まで予測できてしまうんですよね。
でも、「思い残しがあるのは幽霊だけではない」っていうセリフは良かったです。
彼女の夫は既に成仏していて思いを伝えることは永遠にかなわないわけですから、悠衣(井上真央)にも直木が成仏するまでに後悔を残さないようにしなければならないことを暗に示しています。
少女たち
ちぃちゃんという女性は表向きは地元の名士でありながら、富裕層を相手に少女売春の元締めをやっているようです。
このドラマでは「彼女たちのような被害」とか「こっち」とか漠然とした言い方をしていて、売春とは言ってません。
これがコード的な配慮なのか、ストーリー上の何かなのかは分かりません。
悠依は莉桜(香里奈)たちの側の世界に行かず真っ当な世界で暮らしてきました。
このドラマには二つの隔たりがあり、一つは悠衣と直木を隔てる生と死の境界、もう一つが悠衣と莉桜を隔てる現実世界の”あっち”と”こっち”の境界です。
この二つの境界を直木は踏み越えてしまったし、悠衣のもとにも迫ってます。
そのあたりがきれいに回収されたらそれなりの作品になると思います。
英介
英介(荒川良々)がグミ食べてました。
このドラマは無意味なミスリードが多いので、お腹が空いてグミを食べただけかもしれませんが、彼が運転手なのでしょう。
直木の幽霊に対する態度は別に取り乱すこともなかったし紳士的だったので、直木の死には関わってなさそうですね。
まとめ
残り3話ほどですが、前回と今回はつまらなかった。次回立て直してくれれば、最終回まで何とかなりそう。
逆に次回も今回と同じ出来ならいよいよヤバいかも。