本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています(詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください)。
前回でストーリーとしては完結していました。終了したはずのドラマにもう一話付け加えることに意味があったのか?考えたいと思います。
放送日・あらすじ
放送日
2023年3月17日(金)22:00~TBS系列で放送
あらすじ
配信状況はこちらを参考にしてください↓
100万回言えばよかった - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
相関図はコチラ↓
相関図|TBSテレビ 金曜ドラマ『100万回 言えばよかった』
感想
ルールがわからんのよ
どういう理由かは不明ですが、死んで成仏したはずの直木が実体化して帰ってきました。
『ロスタイムライフ』っていうドラマがありましたが、そんな感じでしょうか?
というより、『ゴースト』だと思ったら『黄泉がえり』だったというか、「A案とB案どっちもやっちゃえ」的なノリにも思えてしまいます。
しかもやることが思い残しを片付けることなんですよね。
でも、これまでは直木が成仏できないのはこの世に想いのこしがあるからだってことになってませんでしたっけ?
一番やってはいけないこと
まぁ、ここまでは別にいいんですけど、一番やってはいけないことをやってしまいました。
幽霊になった涼香が天国から戻ってくるんですよ。
これはダメでしょ、天国へは一方通行じゃなきゃ。
出入り自由になると「また帰ってればいいじゃん」ってなっちゃうんです。
樋口にはとびきりくだらない理由で成仏してほしかったなぁ。
「そんなことが気になっていて成仏しなかったの⁉︎」っいう、笑いながらもちょっと切ないやつ。
あと、「神様」って言葉も入れるべきではないと思うなぁ。
あの世のメカニズムはぼんやりさせておいたほうがいい。
良かった点
良かったところとしては直木が悠衣を魚住に託す展開にしなかったところですね。
一昔前のドラマなら絶対託してましたよね。
悠衣はモノじゃないし、彼女には彼女の人生があるっていうのは男女同権という言葉を持ち出すまでもなく真っ当だと思います。
莉桜の「ほんの少しだけど時間は関係ない」とか、直木の「この先悠衣が笑っていてくれるなら俺の人生は全部意味があった」というセリフ自体はこのドラマを総括するセリフとして優れていたと思います。
制作者のやりたかったこと
おそらく9話のまま終わってしまうと直木の人生があまりに不幸すぎるのでこの最終回を設けたのではないかと私は考えています。
確かに直木の両親、弟、英介が逮捕されて動揺しているであろう子供たちをそのままにしておくのはスッキリしない感じはあります。
でも、もしそうしたいのであれば直木が不在の中でやるべきだったんじゃないかな。
例えば、悠衣が一人一人を訪ねて行く後日談にして、相変わらず冷たい直木の両親に会い、「みんなが直木のことを忘れたとしても、直木は私の心の中に生きている」的な感じになったところで、食堂の子どもたちに出会って、
「失ったものにこだわり続けるより、彼が遺したものを抱きしめて生きていく」って思い直す
とかで良かったのでは?
まとめ
「人生一度きりだから生きている間に想いは伝えよう」っていうドラマなのに何度も生き返ったらダメですよね。
前回までは悠依の新しい人生の障害になるからと、あえて思いを伝えなかったのに、最終回で愛してると連呼するのもどうかと思います。
松山ケンイチさんは良かったと思いますよ。