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unknown第7話~世々塚さん

 

 

 

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています(詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください)。高畑充希さん、田中圭さん出演ドラマ『unknown』第7話はこころ(高畑充希)が逮捕されるという大きな局面を迎えました。こころと虎松が互いに疑いあうという展開には多少違和感があります。世々塚(小手伸也)の最期はショッキングな演出でした。そのあたりについて振り返ります。

放送日・あらすじ

放送日

2023年5月30日(火)21:00~テレビ朝日系列で放送

あらすじ

www.tv-asahi.co.jp

配信状況はこちらを参考にしてください↓
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相関図・キャスト|unknown|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

 

 

感想

こころ逮捕

こころが逮捕されました。
凶器を握りしめていたので逮捕されるのは仕方ないとしても、警察は通信履歴とかチェックしないんですかね?

このドラマは互いに相手のことをどれだけ知っているのか?全てを知らない相手を信用することができるのか?がテーマです。
そういう意味でこころが虎松が一条を殺害したのではないか?と疑ったり、虎松が吸血鬼が犯人なのではないかと疑ったりする展開は、このドラマの本筋といえるでしょう。

でも微妙にずれていて、虎松が一条を殺害したとしたらそれは「殺人犯の息子だから」という血筋の偏見の話ではなく、復讐や怨嗟になってしまいます。
それに虎松はこころが殺したとは思っていなくて、どこかに獰猛な吸血鬼がいるのではないか?程度にしか考えていないんですよね。
正直庇いつつ疑うというには納得いくものではありません。

一条の過去

庭月から一条の過去が語られました。
高校教師だった一条は被害者家族から不当な要求をされていたそうです。
それが動機なのかは分かりませんが、虎松の語っていた過去とは大きく食い違いますね。

一条が最後に言い残した言葉が「もう、大丈夫だよ」だったこともわかりました。
庭月の話とは辻褄が合います。

一条が冤罪という可能性もありますが、その場合ちょっとした問題が発生します。
もし一条が無実だとすると虎松から加害者家族という属性が消えてしまうんですね。
それはこのドラマの根幹に関わってくる問題ですので普通はそういう展開はありませんし、倫理的にも良くないです。
だから、20年前の事件は一条の犯行ということで良いのではないかと私は考えています。

今回の一条殺害に関しては過去の事件と殺害方法が違うようです。
これは犯人が予期せぬ事態だったからかもしれません。
普通に考えれば、「こころを殺害しようとしたところを一条に邪魔され、もみ合いになって殺害、誰かが駆け付けてきたので慌てて凶器をこころに握らせて退散した。」というのがありがちなパターンだと思います。
あとはこころを呼び出した人物とレインコートの人物が同じなのか?ぐらいでしょうか?
なぜこころに罪をかぶせていたのにレインコートを置くなどして今度はこころの嫌疑を晴らしたのか?矛盾した行動も気になります。

世々塚

世々塚が殺害されました。
『インファナル・アフェア』っぽい香港映画みたいな最期でしたね。

世々塚はレインコートの人物を目撃していて接触を図っていたみたいです。
次のカットがこころの母親なので普通に考えれば電話の相手は彼女ということになりますが、たぶん違うでしょうね。
「犯人は吸血鬼を恨んでいる」と言い残すぐらいなら、「犯人はあいつだ」って教えてくれればいいのに。
それとも二人に言うのがはばかられる相手なのかな?

その他

まだ結構謎は残っているので思いつく限り箇条書きで書いておきます。

  1. なぜ犯人は毎回わっしょいクリーニングに証拠を残すのか?
  2. 暁はなぜこころに接触していたのか?
  3. なぜ犯人は吸血鬼を恨んでいるのか?
  4. 吸血鬼を恨んでいるのに、吸血鬼を殺害するのではなく、吸血鬼に罪を着せるという迂遠な方法を取っている理由は?
  5. 一条は20年間どこにいたのか?どうして姿を現したのか?
  6. 第1話の火事の時、うめばあは何を見たのか?

まとめ

もちろん加賀美が一番怪しいですし境遇的に吸血鬼を恨んでいる理由が一番ありそうです。
でもないでしょうね。
そうなるとやっぱり南十字が怪しいです。生真面目という性格もルールを設ける犯行スタイルに合っている気がします。
なんとなくですけど。