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unknown第6話~本格的な考察スタート

 

 

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高畑充希さん田中圭さん主演ドラマ『unknown』第6話でようやく考察ドラマらしく事件が動いてきました。登場人物の中から、諸条件を整理して場合分けしながら犯人候補を絞り込みたいと思います。

放送日・あらすじ・前回の感想

放送日

2023年5月23日(火)21:00~テレビ朝日系列で放送

あらすじ

www.tv-asahi.co.jp

配信状況はこちらを参考にしてください↓
unknown - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

相関図はコチラ↓
相関図・キャスト|unknown|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

 

感想

まつりの死

これまでも殺人事件は起こっていましたが、主要なキャラクターが殺害されたのはこれが初めてです。
『教場0』に続きアイスピックが凶器として使われました。
最近流行っているんですかね?
吸血鬼に見せかけるため首元を狙うので心臓を狙うより難易度は高そうです。
『MOZU』の池松壮亮さんも『教場0』の森山未來さんも高い身体能力があるからこそ可能な犯行なんですけどね。

ごちゃまぜ感

音楽の感じや、ストーリーのシリアス度はもちろん、画面の色調や画面のサイズもシーンごとに細かく変わります。

父親の自殺のシーンや20年前の事件の映像のような回想シーンはサイズも違うし、ざらついた感じの質感です。
こころの父親と編集長が出会うシーンも画面のサイズが異なりました。
そしてラストの結婚式の事件ところはこれまで通り白黒です。
虎松と小手伸也のところもスピードが変えられていてマヌケな感じの演出になっているし、フォーカスの感じもちょっと違う気がする。

いろんな要素が特に整理されることもなく詰め込まれているのがこのドラマの特徴ですが、今回は“勝負回”ということもあって演出面でもその傾向は強くなっています。

 

あと、なんで虎松の父親は血まみれのままずっといたんですかね?

結婚式前日

自殺したはずの父親が生きていたことをだまっていたことで二人は喧嘩します。
虎松は信頼している人でも、ある日突然残酷な事件を起こすかもしれないという不安を抱えていたようです。
ここで二人が交わす会話はその後の展開を知っているとスリリングなものになりますね。

おそらく『unknown』というドラマのテーマは「すべてを知るわけではない相手のことをどこまで信用できるか」という猜疑心なんだと思います。
第6話まで並べ立てた綺麗事が自分の身に災厄として降りかかっても貫けるのか?ということなのではないかな?

加賀美が仲介して仲直りしたのも深読みすれば気になりますね。
結婚式を延期されては困る事情でもあったのでしょうか?

その他

あと発覚したことといえば凛(MEGUMI)は未解決事件の捜査官で虎松の元妻だったことぐらいですかね?

少し気になるのは「なぜ6月11日なのか?」という点です。
普通こういうドラマって現実の時間経過にある程度合わせるものだし、前回までこのドラマもそうしていました。
それが突然6月11日まで飛んだんです。
単にジューンブライドにするためなのかもしれませんが、ちょっと引っ掛かります。
4月13日、5月14日、6月11日と事件が起こるのは約1カ月ごとなんですよね。

整理

急に物語が進みだし、ややこしくなってきたので整理しておきます。

未解決なことは主に3つです。

  1. 20年前の殺人事件の真相
  2. まつりを含む連続殺人の犯人
  3. 結婚式当日の殺人の真相

この3つの犯人がすべて同じ場合は世々塚か虎松の犯行の可能性が高くなります。

ただ、1と2・3では凶器が異なりますし、2と3の違いとしては犯行予告の落書きの数が挙げられます。

そして、そもそも論にはなりますが、このドラマでは虎松が加害者家族であるという要素が極めて重要です。もし、虎松の父が冤罪ということになればこのドラマのメッセージ自体が悪い方向に歪む可能性が高いです。

したがって、1の20年前の事件は虎松の父がやったものと考えるのが自然でしょう。

次にこのドラマは犯人を推理するキャンペーンを番組放送開始前から行っています。したがってフェアなクイズであるとするならば、2と3は同一人物による犯行であると考えるのが自然です。

 

そして一条があの場に現れる可能性を知っているのは虎松、世々塚のほか捜査関係者と加賀美ですね。
一条を殺害する動機としては真犯人による口封じや怨恨が考えられます。

もしくは本当のターゲットはこころの方で、一条はアクシデントで殺害してしまった可能性もあります。

予想

ここからは現時点での私の予想です。

パターン1 単独の同一犯である場合

単独の同一犯である場合、事件のいずれかにアリバイがあれば犯人候補から外れます。

まつりの殺害時がアリバイがはっきりしていて、当時所在が分からないのは加賀美、編集長、そして南十字です。

加賀美が最も怪しいですが、怪しすぎるので除外。編集長はあまり重要ではなさそうなので除外。すると南十字が一番それっぽい候補ということになります。

パターン2 やっぱり一条は冤罪だった場合

わたしはこの展開はまずいと思っていますが、脚本家がそう思っているは限りません。虎松の父が無実という可能性も十分あります。

 

もしそうなら、虎松の父は20年前の事件当時、こころと同じく記憶がなく、自身、あるいは虎松を犯人だと思い込み、罪を背負って自殺を図るも生き延びた。
その後記憶を取り戻し、ニュースで連続殺人のことを知り、自身の事件と何らかの共通点をみつけ真犯人の存在を確信、独自に真犯人を探していた。そこで虎松、世々塚を目撃。
結婚式の日に真犯人を呼び出したところ返り討ちにあった。

 

というストーリーが考えられます。
この場合はほぼ世々塚で決まりでしょう。

こっちのストーリーなら20年前父を信じられなかった虎松と、虎松を信じ切れなかった父の関係が、現在のこころと虎松とパラレルになって、猜疑心を乗り越えるというテーマに合致する脚本上のメリットもあります。

ただ、世々塚にはまつり殺害のアリバイがあるんですよね。

まとめ

ようやく考察系ドラマになってきました。
足元を映すカットが多かったのでまずはそこを手掛かりに考察されるのでしょうね。

虎松の父が20年前何を言い残したのかも気になります。

 

来年の大河ドラマ『光る君へ』にファーストサマーウイカさんと高畑充希さん、町田啓太さん、井浦新さんが出演されます。井浦新さんは高畑さんの父親役のようです。