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約束~16年目の真実~(日本テレビ系・木曜12時・中村アン)第1話感想

 

 

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中村アンさん出演ドラマ『約束~16年目の真実~』第1話が放送されました。WOWOWのドラマのような質感とストーリーで深夜に見るにはぴったりのあっさりした内容でした。中村アンさんと横山裕さんがずっとシリアスな顔をしているのがちょっと疲れます。

放送日・あらすじ

放送枠

日本テレビ木曜日 23:59~

放送日

2024年4月11日

公式サイト

約束 ~16年目の真実~|読売テレビ

基本情報

原作

ありません

脚本

小峯裕之/本田隆朗/富安美尋

キャスト

桐生葵  中村アン
香坂慧  横山裕
不破翔  細田善彦
尾藤恵  佐津川愛美
天草勇樹 森永悠希
飛鳥桃  織田梨沙
一条健人 岡部たかし
有村毅  杉本哲太

相関図はコチラ↓

相関図|約束~16年目の真実~|読売テレビ

感想

WOWOWっぽい

「父の冤罪を晴らすため刑事になった主人公が故郷に舞い戻り、かつての仲間とともに真相を探る。
一見平穏そうな町の住民たちには裏の顔があり、16年前の凶悪事件が再び動き出す。」

という非常に標準的なストーリーです。

冤罪事件を取り扱っているという意味では『エルピス』、田舎の不審な事件という意味では『ハヤブサ消防団』(いずれも岡部たかしさんが出演されています)、被害者家族と加害者家族という点では『それでも生きてゆく』などが思い浮かびます。
どれかに似せて作っているというよりは、凶悪犯罪をテーマにした標準的な作品であるため結果として似ている作品が多いのでしょう。
みなさんも本作と似ている作品がいくつか思い浮かんでいることでしょう。

それはさておき、私は初回を見て「WOWOWのドラマっぽいなぁ」という印象を受けました。
全体的に静かで抑えの効いた演出であったり、映像の色味であったり、私のイメージするWOWOWのドラマってこんな感じなんですよね。

本作の特徴

標準的なストーリーの本作ですが、いくつか特徴があります。

まず主人公の捜査手法です。
彼女はかつて映像研に所属しており、その時ミステリーを演じるうえでの鉄則「思い込みを捨て想像力を働かせる」を習得しました。
それが刑事になった彼女の捜査手法になっています。
これは本作を見ている視聴者と同じ態度なんですよ。
視聴者は主人公と一緒に事件解決へ想像力を働かせることになるようです。

関連して「映像研」が大きく事件にかかわってきます。
特徴的だったのが加害者家族の主人公がすんなり受け入れられ、被害者家族とも共闘するという展開ですね。
冤罪の証拠を探すのではなく、一気に真犯人の逮捕を目指すのも特徴的です。
映像研だから過去の映像が残っているでしょうしいろんな仕掛けが期待できそうです。

あっさり

本作はあっさりしていて深夜に見るには丁度良い作品です。
猟奇的な殺人事件を描いていますが、それほどグロくはないので気楽に見られます。
また今回の家出少女の件はあっけなく解決しました。
近年はやりの考察ドラマほど画面への集中力は要求されません。

また記憶喪失

本作の主人公は16年前事件に遭遇していますが、記憶を失っています。
つまり極端に言えば、彼女が何かを思い出した時点で事件は解決するため、それをただ待っていればいいんです。

最近記憶喪失になるドラマが多すぎる気がしています。
今クールでいうと『アンメット』『くるり』もそうですね。

記憶喪失とテレビドラマと相性が良すぎるのかもしれません。

おわりに

めちゃくちゃ面白いわけではないけど、ほどほど楽しめる作品です。