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わたしのお嫁くん第7話~やることがなくなったみたい

 

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年5月24日(水)22:00~フジテレビ系列で放送

あらすじ

www.fujitv.co.jp

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感想

このドラマのゴール

このドラマが始まった当初は、仕事はできるけど私生活はズボラな速見と家事中毒の山本の異文化交流という形でスタートしました。

そこにはジェンダー的な意味合いもありました。

その後二人は互いに尊重しあう関係性になって、前回恋人同士になりました。

その結果、もう二人の間に乗り越えるべき障害がないんですね。

というより、二人の関係性がここからどこに向かうのかすらわからないんです。

そうなると今回みたいな回が生まれてしまうんですね。

良かった点

福岡出張と速見の高熱が重なったことで「仕事と私どっちが大切なの?」という定番のシチュエーションが生まれたのですが、速見は山本の仕事に理解がありますし、山本は常に速見のことを気にかけているので特に何も生まれません。再確認ぐらいです。

強いて言えば「頼られるのを待っているような奴には誰も頼らない」というセリフにそれなりの意味があったのと、「人が『大丈夫』というのは大丈夫じゃないときだ」という以前にも出てきたセリフがそれなりに機能していました。

カオス

他のシーンは濃いキャラクターたちによるカオス状態でした。

そのカオスを作り出しているのが、山本の兄を速見の兄と思い込んだことと、山本が赤嶺と浮気していたと思い込んだ2つの勘違いです。

要はアンジャッシュ的なすれ違いコント状態です。

でも、そういうシチュエーションを利用した笑いの要素はほぼなく、キャラのチカラ押しでした。

それでは面白くならないですよね。

いっそのこと速見にはぐっすり寝てもらって、メンバーの中に泥棒のような赤の他人を一人混ぜておいた方が面白いのではないかとすら思いました。

古畑任三郎の風間杜夫さんの回のイメージで。

 

速見と山本がイチャイチャしようと思ったら、訪問者がやってくるというのならこのカオスも分かるんですけどね……。

赤嶺さん

カオスなやり取りの中で唯一面白かったのは赤嶺さんが花妻に「なにそれ?」とツッコんだところですね。

間合いが非常に良かったです。

他のキャラクターは大仰なので、間合いよく切り返すことができないんですよ。

このドラマで赤嶺さんが面白く見えるのは、キャラの濃さもありますが、緩急とかレスポンスの良さだということに気付かされました。

テンポのいい会話は赤嶺からしか生まれないんです。

速見も「○○が、⤴△△。⤵」という森本レオみたいな話し方ですからね。

そもそも

今回は、特にやることがなくなった二人の関係に波風を立てる存在として花妻が選ばれました。

赤嶺にそそのかされて、山本から速見を守ろうと告白をします。

無理矢理3角関係を作ったわけです。

でも花妻が速見と2人きりになるところはほぼありませんし、男女の緊張感はないんですよね。

まとめ

次回も勘違い展開のようです。

今度は古賀です。

仁村さんはこの夏の月9にも出演されるそうですよ。

真夏のシンデレラ - フジテレビ (fujitv.co.jp)