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わたしのお嫁くん第6話~あのドラマに似てる

 

 

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波瑠さん主演ドラマ『わたしのお嫁くん』第6話は誓約書の破棄を巡り山本(高杉真宙)の兄たちとキャンプで奮闘するというお話でした。ラブコメタッチがこれまでにも増して強くなり、堤幸彦監督作品かと思うような箇所もありました。

放送日・あらすじ

放送日

2023年5月17日(水)22:00~フジテレビ系列で放送

あらすじ

www.fujitv.co.jp

配信状況はこちらを参考にしてください
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感想

そもそも論

そもそもの話になるのですが、漫画を映像化するときにそのまま漫画のノリを移植することはできないのだと思います。
漫画には漫画の、テレビドラマにはテレビドラマのルールみたいなものがあって、表現方法が違うのだからその壁っていうのは無視できないでしょう。
これは漫画だけではなく小説や映画、演劇でも同じことだと思います。
表現方法によって特色があるのは当然ですよね。

本作は漫画原作です。
漫画の場合、読者は「漫画だから」いろんなことを許しているんです。
なんたって絵ですから。
一方ドラマ化すると実物の人間が演じることになります。
漫画のノリをそのままやられても荒唐無稽すぎて受け入れられません。

正直キツかった

今回は正直に言って観ていてキツかったです。
画面上にまともな人間が一人もいないんですね。
かろうじて君子(ヒコロヒー)が少しまともなだけです。

今までもキツかったのですが、舞台が職場だったからですかね?
個人的にはギリギリ許せていたのですが……。

特に次兄の薫(古川雄大)がまともに見えるぐらい、長兄の正海(竹財輝之助)が変人すぎましたね。
グランピングをキャンセルして予定の詰まった旅のしおりを作ってくるとか、一つ一つのギャグは理解できますが、観ていて恥ずかしさすら感じました。
竹財さんの演技からも若干照れがあるのが感じ取れます。

そもそもあのキャラクターは昭和の頑固おやじ風でありながら、やっていることは姑の嫁いびりというギャップが面白いのでしょう。
それが一本調子なので伝わってきません。

顔はめパネル

私は顔はめパネルのシーンを観て「この感じ、どこかで観たことがあるぞ」と思いました。
そして気づいたんです。
『TRICK』です。
このオフビートな笑いはまさしく堤幸彦です。
「入峰ショーン」なんてtrickに出てきてもおかしくありません。

そこで竹財さんや高杉さんを阿部寛さんに、波瑠さんを仲間由紀恵さんに、時々脳内で変換することで漫画原作の”くさみ”が解決しました。

失礼な言い方になりましたが、何が言いたいかというと、原作のキャラクターを映像化するなら、ある意味茶化すぐらいの翻訳をしないとドラマにはならないってことです。

赤嶺さん

前回速見のファンであることが発覚した赤嶺さんですが、今回は花妻との意外な組み合わせでしたね。
こういうお留守番側のストーリーが案外面白かったりしますよね。

赤嶺が速見のファンという意外な展開は確かに面白かったのですが、ファンである以上今後は千尋を応援することになるんでしょう。
そうすると、これまでほど赤嶺さんが活躍する場面が出てこなくなるんじゃないかなと心配になります。
今回も蚊帳の外でした。

私のこのドラマに対する興味の半分は既に以上は赤嶺さんについてなので、ちょっと気がかりです。
赤嶺さんがそういう理屈を超えて大暴れするのか、あるいは赤嶺さんの恋愛も描くのか、どちらでもいいですが、フェードアウトは嫌ですね。

まとめ

面白くはなかったですが、プレゼントで大切なのは相手のことを考えていた時間だということで一応一貫性はありました。
あと、山本のアウターの汚れ具合が良かったです。

次回は純粋な三角関係になるようです。