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水川あさみさん・櫻井翔さん出演ドラマ『笑うマトリョーシカ』第4話が放送されました。清家(櫻井翔)の母親・浩子(高岡早紀)が登場し、母親として清家を操る真の黒幕である可能性が浮上しています。清家が力を注いでいる政策は里親制度ですし、親子関係を描いた作品であるのかもしれません。
放送日・あらすじ
放送枠
TBS 金曜日 22:00~
放送日
2024年7月19日
公式サイト
基本情報
原作
早見和真『笑うマトリョーシカ』
脚本
いずみ吉紘
神田 優
キャスト
道上香苗 水川あさみ
東都新聞の記者。社会部から文芸部に異動。
鈴木俊哉 玉山鉄二
清家の政務秘書官。
清家一郎 櫻井翔
厚生労働大臣。未来の総理候補。
山中尊志 丸山智己
青山直樹 曽田陵介
道上香織 筒井真理子
道上兼高 渡辺いっけい
旗手健太郎 和田正人
佐々木光一 渡辺大
相関図はコチラ↓
相関図|TBSテレビ 金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』
感想
真中亜里沙
今回は真中亜里沙(田辺桃子)の行方を追う中で、清家の母親・浩子(高岡早紀)が登場するというストーリーでした。
前回までは清家を影で操る恋人として存在感の大きかった亜里沙ですが、今回その生い立ちが明らかになったことで、とるに足らない人物のように思えてきましたね。
前回元政策秘書の鈴木(玉山鉄二)に対する評価が低かったことで、鈴木の見え方も変わってきましたが、たった一話で大きくキャラクターへの印象が変化するところが本作の特徴であり面白さです。
さて、明らかになった亜里沙の実態はひたすら清家に寄生するだけの存在のようでした。
彼女の書き上げた脚本も出来の良いものではないと紹介されていましたし、特に脚本家として才能があるわけでもなさそうです。
清家の政治家としての成功の筋書きは彼女によって書かれたものではないことになります。
なぜ彼女は彼女をいじめていた人物の名前を偽名として使っていたのか?なぜ偽名に加えて中国風のペンネームを名乗ったのか?が残された謎です。
終盤だけ書いた人物が違うとか、脚本には続きがあるとか、いろんな可能性がありそうですね。
面白いのは彼女自身が偽名を幾重にも使っていて「マトリョーシカ」のようになっているところです。
「マトリョーシカ」は清家だけを指す言葉ではなく、鈴木や亜里沙、浩子なども持ち合わせている仮面と本質を意味しているのかもしれないですね。
彼女が死んでいるのか、生きているのかも今後明かされるのでしょう。
鈴木がどのような手を使ったのかも気になります。
浩子
亜里沙の書いた脚本が酷評される原因の一つが、終盤唐突に主人公の母親が登場する点です。
清家を取り巻く人物たちをそのままトレースした脚本なので、浩子が登場すること自体は不思議ではありません。
しかし、「自分が操っていると思っていた清家は、実は浩子に操られていたのだった。」という内容は自身の敗北を認めることになりますし、どういう意図でこの脚本を書き上げ応募したのか謎ですね。
これまで27歳という年齢へのこだわりから相次ぐ交通事故の首謀者は亜里沙だと目されていましたが、亜里沙出現のずっと前に浩子の夫が同様の死を遂げていることで、浩子犯人説が急浮上しましたね。
武智の愛人が浩子である可能性もあるようです。
でも、武智が清家に地盤を譲ろうとしていたことは前回明らかになっているので、浩子に武智を殺害する動機があるのかは不明です。
鈴木
第1話では「清家のハヌッセン」と考えられていた鈴木ですが、今回彼は操る側ではなく、操られる側だったことが明らかになりました。
彼が亜里沙を排除することに躍起になっていたのは清家への思いだけではなく、浩子への好意からだったようです。
浩子たちの前で堂々と煙草を吸う亜里沙の様子に呆気にとられながら「失礼だろ」と至極当然の指摘をする鈴木の様子を見ると、前回の元秘書による「鈴木君はそんなタマではない」との評価にも頷けます。
松山城で鈴木が清家親子に遭遇した時の様子が二つの視点で描かれていました。
この手法が本作の特徴ですね。
今回はそれほど二つの描き方に大きな差はなかったように思います。
しかし、「親と子の絆」という浩子の言葉は意味深で、むしろ鈴木が浩子と血縁があるのかもしれません。
亜里沙は確かに失礼な人物ですが、「この親子変わってますよね」という彼女の私的自体は確かにその通りです。
亜里沙の不遜な態度に鈴木がオドオドする中、二人は気にも留めていない様子でした。
おわりに
今回は浩子が黒幕っぽい感じで描かれていますが、人物評が二転三転するのが本作の特徴なので、このまま進んでいくとは思えませんね。