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TVerオリジナルドラマ 潜入捜査官 松下洸平 【第2話感想】脱力タイムズ

 

 

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松下洸平さん主演のTVerオリジナルドラマ『潜入捜査官 松下洸平』第2話が配信されました。佐藤浩市に接近する千載一遇のチャンスをハリウッドザコシショウに阻まれるというこのドラマ特有の展開は面白かったです。

 

放送日・あらすじ

放送日

2023年9月8日(金)12:00~ TVerで配信中

公式サイトほか

『潜入捜査官 松下洸平』TVerオリジナルドラマ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題

配信状況は公式サイトかこちらをご確認ください↓
潜入捜査官 松下洸平 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

 

基本情報

原作

ありません

脚本

峰尾賢人 我人祥太

主題歌

「ニセモノ」AIESH

キャスト

松下洸平(松下洸平)
馬場ふみか(馬場ふみか)
古田新太(古田新太)
佐藤浩市(佐藤浩市)

相関図はコチラ↓
『潜入捜査官 松下洸平』TVerオリジナルドラマ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題

感想

一日警察署長

警官の制服を着用した松下さんの映像とともに、警察署長になる前に「一日警察署長」なってしまったというギャグからスタートしました。
ほかにも「塩顔は流行してしまった」など、バラエティ番組のシーン以外にも結構細かくギャグが入れられているので退屈しませんね。

実際の松下洸平さんも「一日消防署長」の経験がおありのようです。

松下洸平、爽やかすぎる“一日消防署長”に!「最後までめげずにご覧になって」<スカーレット> | WEBザテレビジョン (thetv.jp)

マフィア

マフィアの会合のようなシーンが挟み込まれ、佐藤浩市の部下の男が殺害されました。
佐藤浩市はマフィアから足を洗いたがっているようですね。

結構チープなシーンですが、佐藤浩市さんの演技が良くてそれっぽく仕上がっています。
ふざけて銃口を向けるマフィアの仲間に呆れたようなリアクションを見せるとか、さりげない演技が説得力を持たせています。

本読み

松下洸平と佐藤浩市が共演する映画の本読みが行われました。

映画・映像 業界用語辞典 「本読み」 | 映画と映像の学校 | TMS 東京映画映像学校 (tf-tms.jp)

佐藤浩市が俳優として圧倒的な実力を有していることを示すためのシーンですが、本読みなのでセットもありませんし、座ったままセリフだけで表現しなければなりません。
また、そもそもどんな映画なのか、それぞれがどんな役を演じているのかも視聴者には知らされていないんです。
そういった数々の制約がある状況で「佐藤浩市の演技は独特の引力がある」と説得力を持って表現したのはさすがですね。

どうやら町工場の社長と銀行員という『半沢直樹』のような映画のようでした。

佐藤浩市は捜査対象者であるにもかかわらず、その謙虚な人柄に松下は俳優の先輩として尊敬してしまっているようです。

懐に入り込む

あくまで捜査が目的ということで、松下は懸命に佐藤に接近しようとします。
趣味のゴルフの話など糸口になりそうなものはあるのに、松下は上手く会話に入り込めません。
佐藤さんほどの俳優となれば取り巻くスタッフも多くて難しいんですね。
むしろ馬場ふみかさんが「この節」という独特の表現を用いるなどしてどんどん打ち解けていくのが面白いですね。
松下はそもそも潜入捜査官としてのスキルに問題があるのかも。

松下洸平さんと馬場ふみかさんは『やんごとなき一族』で共演しています。

やんごとなき一族 - フジテレビ (fujitv.co.jp)

会話中に出てきた中井貴一さんと佐藤浩市さんは『壬生義士伝』などで共演しています。

壬生義士伝 - Wikipedia

千載一遇のチャンス

映画の親睦会が開かれることになり、佐藤に近づくチャンスが舞い込みましたが、松下洸平はバラエティ番組への出演があるため出席できません。

今回登場したバラエティ番組は『全力脱力タイムズ』でした。

全力!脱力タイムズ - フジテレビ (fujitv.co.jp)

「時間通りに終われば間に合うかも」という松下の淡い期待はハリウッドザコシショウのしつこい誇張ものまねに打ち砕かれます。
誇張したナダルのものまねは実際に放送されたもので、その背後で松下は焦っていたという設定は面白いですね。
前回も思いましたが、単にバラエティ番組をノルマとして登場させるだけでなく、脚本上の意味を持たせるのがとてもうまいドラマです。

この『全力脱力タイムズ』は架空の報道番組という設定で、有田哲平さんは報道キャスター・アリタ哲平という設定で出演しています。
そのためこのドラマにもアリタ哲平として出演しています。
そのため謎の反省会は前回の『ぐるナイ』の場合とは異なり、番組本編の延長なんですね。

本来朗らかな空気の中でやるはずのギャグを、スタッフたちが真剣に見つめる中させられるという理不尽さやいたたまれない空気感が逆に面白いっていうタイプの笑いです。
『ぐるナイ』とはまた異なる番組の特色が出ていたと思います。

出演者が笑いをこらえているのが印象的でした。

おわりに

地上波でどのような番組が放映されていたかを確認できるとさらに面白いです。
TVerのアプリからは一覧的にはまとめられていないのが若干面倒ですけどね。

『全力脱力タイムズ』はドッキリ要素のある番組なので松下さんもすべては知らされていなかったようですね。