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彼女たちの犯罪【第8話感想】明かされた真相

 

 

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深川麻衣さん、石井杏奈さん、前田敦子さん出演ドラマ『彼女たちの犯罪』第8話は翠(さとうほなみ)が生きているという衝撃展開にとどまらず、由香里の正体についても大きな展開がありました。ドラマも終盤に差し掛かったタイミングでの根幹を揺るがす新事実の発覚は興味を惹きますね。

放送日・あらすじ他

放送日

2023年9月7日(木)23:59~ 日本テレビ系列で放送

あらすじ

第八話|ストーリー|彼女たちの犯罪|読売テレビ (ytv.co.jp)

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彼女たちの犯罪 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

 

キャスト

日村繭美(深川麻衣)大手アパレル企業の広報。交際相手が既婚者と知る。
神野由香里(前田敦子)智明の妻。夫の不倫と不妊に悩む。
熊沢理子(石井杏奈)新人刑事。
神野智明(毎熊克哉)由香里の夫。医師。大学時代の後輩・繭美と再会。
玉名翠(さとうほなみ)謎多き女性。由香里の唯一の友人になっていく。
上原武治(野間口徹)理子とバディを組む先輩刑事。

相関図はコチラ↓
相関図|彼女たちの犯罪|読売テレビ (ytv.co.jp)

感想

翠が生きていた

前回翠(さとうほなみ)が生きていて、理子(石井杏奈)の家に匿われていることが判明しました。
これまで理子の息子・大輔が理子のことを「お姉ちゃん」と呼んでいるかのように描かれていましたが、実は彼が「お姉ちゃん」と呼んでいたのは翠のことで理子のことは普通に「お母さん」と呼んでいるんですね。

そういえば前回体調を崩した理子を家まで送った上原(野間口徹)に対して、「お母さんを送ってくれてありがとう」って言ってました。
大輔は9歳で理子は29歳です。
おそらく大輔は智明との間にできた子供だと思われます。
大輔に複雑な出自を悟らせないために、あえて「お姉ちゃん」だと思いこませて育てるということは十分考えられるので特に違和感を感じていませんでした。
むしろ、大輔の存在自体が智明と理子の関係を示唆するものとして機能していたんです。

視聴者に複雑な想像をさせて、実は単純な真相を明かすという手法は面白かったですね。

 

翠は子供と接するうちに生きる活力を取り戻しているようです。
元々教師でしたし、子供好きなんでしょうね。

旦那も前回あんなに必死に探し回っていたのに結構冷静でした。
ココアを見て元夫のことを思い出したり、カレーの隠し味がココアだったり、元夫が塾の先生だったり、流れるように話が進んでいきましたね。

もしかすると、3人が悲劇的な結末を迎える中死にたがっていた彼女だけが幸せな暮らしを手に入れるなんてこともあり得ます。

理子は重病

理子はどうやら重病で助からないようです。
彼女は死期が迫る中一人残される大輔を思い、智明の周辺を調査しこの計画を思いついたのかもしれません。

でもこの計画が理子にとってメリットになる理由は未だ判然としませんね。
彼は父親としてはふさわしくないですし、お金目的ならもっとストレートな方法がありそうです。

事件の真相

事件当日の出来事を振り返りながら謎の女(南沢奈央)の正体が明かされました。

事件当日智明をつけてきたという彼女はタクシーを利用したのでしょうか?
「前の車を追ってください」って頼んでいるとすれば、運転手さんも覚えていそうです。
正直繭美と女が揉み合う展開は結構強引で、繭美が無警戒に車外で電話をしているのも、その漏れ聞こえた断片的な情報から脅しにかかる女も、その後揉み合って頭をぶつける展開も不自然ではあります。

ただ、あの時点では死んでいないというのがリアルですし、生きたまま崖から突き落すという彼女たちの残酷さを示しています。
特に由香里は翠の自殺を前提とする計画にためらいを示していたのに、この女の死には「むしろ都合が良い」とばかりに積極的に周囲を説得するのが面白いですね。
また、繭美だけが殺人を犯したのではなく全員の共犯ってことになる点でも重要だと思います。

それにしても、由香里(前田敦子)は翠が生きていることを知っていたんですね。
前回の内容とか、翠に成りすましていた数週間とか、脚本として整合性はとれているのかな?
ちょっと気にはなります。

謎の女の正体

謎の女が本物の由香里であり、由香里だと思われていた人物(前田敦子)は愛だと判明します。
由香里の三重の実家のお話は第4話で既に登場しています。
その時から由香里が別人である可能性は示されていましたが、「さすがにそれはないだろう」と思っていました。
遺体のすり替えを行っているのに、その由香里自体が偽物だというのはいくら何でもやり過ぎだと思ったからです。
しかし、今回別人であることが判明してしまいました。

由香里が他人に成りすますのはこれが2回目だということですね。
なぜ由香里に成りすまさなければならなかったのでしょうね、家族から身元を隠すためでしょうか?
翠に異様に同情していたのは彼女の過去と関係あるのでしょうか?

結構思い切った展開ですので納得できるかは今後の展開次第です。

事件の解明

上原はほぼ事件の真相にたどり着いたようですね。
理子や繭美が関与していることも既にバレています。
あとは翠の所在ですが、これも元夫を通じて「子供と暮らしている」という情報ですぐバレるでしょう。

おわりに

あと、服に火をつけた時の袋が破裂するような音が良かったです。
血まみれになりながら作業する繭美のシーンは彼女の生きるのに不器用な様子がうかがえて同情してしまいました。
前田敦子さんもハマリ役だと思います。

もう完全に詰んでいるように見える3人ですが、ここから逆転の一手があるのでしょうか?
それとも悪あがきして終わっていくのかな?

展開としては反則ギリギリなんですけど、映像トリックとかキャラクターの造形が良くて最後まで楽しめそうです。

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(本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluサイトにてご確認ください。)

原作は電子書籍で読めます

横関大
『彼女たちの犯罪』

 

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