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いちばんすきな花【第8話感想】

 

 

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多部未華子さん、松下洸平さん、今田美桜さん、神尾楓珠さん出演ドラマ『いちばんすきな花』第8話が放送されました。美鳥という4人の共通の知人の過去が描かれるのですが、テーマと描かれている内容が微妙にずれていて、そもそも彼女に興味がないことも相まって面白さがよくわからない回でした。

放送日・あらすじ

放送枠

フジテレビ 木曜日 22:00~

放送日

2023年11月30日

あらすじ

いちばんすきな花 - フジテレビ

配信状況は公式サイト、またはこちらでご確認ください↓
いちばんすきな花 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

基本情報

原作

ありません

脚本

生方美久(過去作:『silent』)

キャスト

潮ゆくえ(多部未華子)
春木椿(松下洸平)
深雪夜々(今田美桜)
佐藤紅葉(神尾楓珠)

潮このみ(齋藤飛鳥)
望月希子(白鳥玉季)
穂積朔也(黒川想矢)
白石峰子(田辺桃子)
相良大貴(泉澤祐希)
小岩井純恋(臼田あさ美)
赤田鼓太郎(仲野太賀)

相関図はコチラ↓
いちばんすきな花 - フジテレビ (fujitv.co.jp)

感想

『カルテット』

私はこのドラマの初回を観た時から、いや正確には4人が主演だと聞いた時から、『カルテット』っぽいなぁ。と思ってみています。
当然ですけど似ているところもあるし、似てないところもあるので、少しずつそういう先入観も消えてきたのですが、今回やっぱり思い出してしまいました。

というのも『カルテット』でも後半になって宮藤官九郎さん演じる失踪した夫の話が挿入されるんです。
結構戸惑う回ではありましたが、それまでに松たか子さんの視点で語られていたエピソードがなぞられていたりして、興味は持続したように覚えています。

一方で、本作の場合はちょっと興味が持てないまま時間が過ぎていった感じです。

もう一つ思い出したのはカルテットの場合は真相が明らかにされたことで、彼らの出会いが偶然ではなかったことが分かるのですが、本作の場合は奇跡が二度起きたことになっている点です。

知らない人の話

この美鳥さん(田中麗奈)が本格的に登場したのは前回からです。
もちろん第1話から存在は明かされていますが、基本的にはそれほど重要な人物として登場していません。
そんな人の話を終盤になっていきなり放り込まれても興味が湧かないんですよね。

しかも、美鳥との過去を通して4人の背景が描かれるとかならまだ分かります。
純粋に美鳥の過去を描かれても、うーん、って感じです。
夜々の将棋好きのルーツは椿にあったみたいな話も『素晴らしきかな人生』みたいな映画なら分かるんですよ。
美鳥が失踪したとか、遺品整理するとか、そういうのならね。

このドラマって4人の関係を描くドラマですよね?
なんかズレてません?

微妙な違和感

こんな感じで第8話はちょっとした違和感が一杯あって、一気に興味が削がれました。
まず、冒頭の嫌いなポジティブワードの件。
夜々の嫌いな言葉は他の3人のものと毛色がちょっと違います。
本人が嫌いなんだから別にいいんですけど、「生まれ変わったら夜々ちゃんになりたい」というのは属人的だし、他の3人はスローガン的な言葉をあげているのにズレています。

そして、今回のテーマは「人を決めつけてはならない」ってことで、人には自分の知らない面があることを認めることだったと思います。
でも、椿や夜々は当時は幼くて気づかなかったとか、わかっていたのに見て見ぬふりをしたとか、のエピソードであって、自分の知らなかった一面を発見するという話ではないですよね。
それに、椿は3人に対して、美鳥を喧嘩ばかりしている人と紹介していましたが、彼女の事情に薄々気づいていながらそんないい方しますかね?
夜々だってそうです。

おわりに

個人的には結構ガッカリしています。
しかも、次回もまだ美鳥の件が続くんですよね。

 

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