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TVerオリジナルドラマ 潜入捜査官 松下洸平 【第4話感想】池の水全部抜く

 

 

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松下洸平さん主演のTVerオリジナルドラマ『潜入捜査官 松下洸平』第4話が配信されました。これまでとは異なり佐藤浩市さんの視点で1~3話のストーリーを振り返り、二人の相違点が描かれています。最終回に向けてクライマックスが近づいてきました。

 

放送日・あらすじ

放送日

2023年9月15日(金)12:00~ TVerで配信中

公式サイトほか

『潜入捜査官 松下洸平』TVerオリジナルドラマ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題

配信状況は公式サイトかこちらをご確認ください↓
潜入捜査官 松下洸平 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

 

基本情報

原作

ありません

脚本

峰尾賢人 我人祥太

主題歌

「ニセモノ」AIESH

キャスト

松下洸平(松下洸平)
馬場ふみか(馬場ふみか)
古田新太(古田新太)
佐藤浩市(佐藤浩市)

相関図はコチラ↓
『潜入捜査官 松下洸平』TVerオリジナルドラマ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題

感想

佐藤浩市の過去

今回は佐藤浩市さんの過去が描かれました。
役作りの参考になればと軽い気持ちでマフィアを訪ねたところ、殺人現場を目撃してしまい、マフィアの一員になってしまったという設定のようです。
警察官から役者になった松下洸平とは逆に、佐藤は役者からマフィアになったんですね。

かなり無理がある設定です。
そもそも暴力団ではなくマフィアっていうのがよくわからないですし、
役作りのためにとホイホイついて行ってしまう佐藤の軽率さが気になる。
そこで殺人が行われるのも変です。
組織が佐藤を取り込みたいのなら一緒にいるところを隠し撮りするだけで十分なんですよね。

30年間彼がマフィアの一員として何をしたのかもよく分かりません。

まぁ、俳優としての成功と引き換えにとんでもない物を背負ってしまった男ということなのでしょう。

松下洸平との出会い

前半は佐藤浩市さんのモノローグが大半を占めていました。
第1話から第3話までの出来事を佐藤浩市さんの視点で振り返っています。
結構満遍なくこれまでの出来事を再構成していて、面白かったですね。
佐藤が松下を避けていたのはマフィアであることを隠しながら俳優を続けているうしろめたさからだったんですね。

正体に気付く

この佐藤視点の振り返りで面白かったのが松下洸平の正体に気付いたきっかけです。

松下も結構なポンコツのようで、「わたしSなんです」という馬場ふみかの冗談に「どこのですか?」と意味の通じない返答をしていました。

スパイ技術 - Wikipedia

たしかにこのやり取りも第2話で初めて聞いたときに少し違和感は感じていました。
でもそこまで変だったとは思いません。
こういうタイプの冗談は「S・M」ではなく「S・M・L」の「S」だというのが定石なので、「どこのですか?」という松下の返答は「どこの(お店の)ですか?」と補えばギリギリ意味が通るからです。
この時の松下さんの会話に入れない感じが面白かったのもあって自然だったと思います。
「S」がスパイを意味する隠語であることが分かるシーンを佐藤がマフィアと接触した箇所で差し込んでいるのも良かったと思います。

『池の水全部抜く』

まぁまぁ面白かった第4話ですが、不満があるとすればバラエティ番組のパートです。
これまでの3話はそれぞれの番組がドラマ自体のストーリーの重要な部分を担っていました。
しかし、今回は「俳優でも捜査官でもなくなり、なぜか池の掃除をしている自分は何者なんだ?」程度の意味合いしかありません。

ココリコの田中さんとの何かと理由をつけて誘いを断るやり取りは面白かったですけどね。
ただ、田中さんと松下さんには関係性がないですし、有田さんと違って役を背負っているわけでもないので深まりようがないんですよね。

おわりに

次回最終回ということですがどのように終わっていくんでしょうね。
古田新太さんがもう一度登場するのかな?