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TVerオリジナルドラマ 潜入捜査官 松下洸平 【第1話感想】ぐるナイ

 

 

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松下洸平さん主演のTVerオリジナルドラマ『潜入捜査官 松下洸平』第1話が配信されました。純粋なドラマとは言えない代物ですが、想像していたよりもしっかりした内容でした。ドラマと思って見なければ十分楽しめると思います。

 

放送日・あらすじ

放送日

2023年9月5日(火)12:00~ TVerで配信中

公式サイトほか

『潜入捜査官 松下洸平』TVerオリジナルドラマ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題

配信状況は公式サイトかこちらをご確認ください↓
潜入捜査官 松下洸平 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

 

基本情報

原作

ありません

脚本

峰尾賢人 我人祥太

主題歌

「ニセモノ」AIESH

キャスト

松下洸平(松下洸平)
馬場ふみか(馬場ふみか)
古田新太(古田新太)
佐藤浩市(佐藤浩市)

相関図はコチラ↓
『潜入捜査官 松下洸平』TVerオリジナルドラマ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題

感想

このドラマについて

TVer初となるオリジナルドラマで、松下洸平さんが本人役を演じています。

各局のバラエティ番組も参加している横断型の企画で、松下さんが本物のバラエティ番組の収録にゲストとして参加しながら、同時にドラマの撮影もするという特殊な内容になっています。

ドラマ好きだけでなく、バラエティ番組のファンも楽しめる作品です。
人気タレントが本人役として出演している様子は、テレビ界のお祭り的な要素もありますし、メタ的な楽しみ方もできますね。
製作者の意図としては、普段ドラマしか見ないTVerユーザーにバラエティにも目を向けてほしいということらしいですが、初回の印象だと逆の結果になる気がします。

いずれにせよ、各局のドラマ・バラエティを楽しめるというTVerの魅力が詰まった作品と言えるでしょう。

いわゆるモキュメンタリーというジャンルで『容疑者、ホアキン・フェニックス』から着想を得たそうです。

基本設定

松下洸平さんは1987年3月6日生まれで、2008年より自作曲に合わせて絵を描きながら歌う「ペインティング・シンガーソングライター」の洸平として活動されています(この謎の肩書はドラマ内にも登場しますが、実際にやっていたそうです)。

松下洸平 - Wikipedia

しかし、世間的に認知されたのはおそらく2019年のNHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』だと思いますので、遅咲きともいえます。

本作の基本は「松下洸平は売れなかったのではなく捜査官として潜伏していたのだ」というギャグにあります。
「ギリギリ芸能界に入れそうな見た目」という自虐ネタまで入っています。

警察学校を卒業して間もなくマフィアの幹部に接触するため潜入捜査を開始するのは『インファナルアフェア』風ですね。

思ったよりしっかりしていた。

初回に登場したバラエティ番組は松下洸平さんがかつてレギュラー出演していた日本テレビ『くるぐるぐるナインティナイン』です。
人気コーナー「ダレダレ?コスプレショー!」の出題者としてヤッターマン1号ガンちゃんの扮装をして登場します。

松下さんは潜入捜査官ですから「本当の姿を隠している」という点でこのコーナーとシンクロしていています。
どういう順番でこのドラマが企画され、番組が選定されたのか分かりませんが、バラエティ番組を見事にドラマのストーリーに落とし込んでいます。

その後のナイナイのお二人との会話シーンもクスッと笑える内容でした。

バラエティ番組の出演者の声は若干聞き取りづらいので字幕で観るのがおすすめです。

こういう実在の番組が登場するドラマはたまに作られます。
パッと思いつくのは『監獄のお姫さま』にサンデージャポンが登場していました。
他にも映画の中に実在するニュース番組が登場する例などを含めれば結構な数あると思いますが、大抵上手く行ってません。
かえってノイズになることもあります。
そういう意味ではこのドラマはかなり成功している部類だと思います。

本人役

あくまで本人役なので、本人のたどった軌跡をこのドラマでもなぞります。
松下さんが現在所属する芸能プロダクションに入るきっかけとして古田新太さんが登場します。
また、エキストラとして下積みを続ける松下さんの前に主演俳優として天海祐希さんが登場します。
このお二人は本人役です。

しかし、飯田基祐さんは副総監の役なんですよね。
ちょっとだけこういう本人役か否かの線引きが気になりました。

特に天海さんに関しては直近のドラマ『合理的にあり得ない』で共演されているので、そういう視点も入り込んできて複雑です。
楽しいですけどね。

合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~ | 関西テレビ放送 カンテレ (ktv.jp)

結構端折る

このドラマの設定の面白さは「あえて売れないようにしていた」ところにありますが、第1話で15年の潜伏期間を一気に飛ばしてしまっています。

「うっかり売れそうになってしまう松下洸平」とかも観たかった気がしますが、まぁやることが一杯あるドラマですので仕方ないですね。

初回では「芸術では救えないものがある」と「縁を引き寄せる力」がキーワードとして挙がりました。

おわりに

20分程度なので気軽に観られます。

佐藤浩市さんがメキシコ系マフィアの幹部という設定ですが、三國連太郎さんの息子であるという事実はこのドラマ内でどうなっているのかな?