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放送日・あらすじ
放送日
木曜日23:59～ 日本テレビ系列で放送
ep01 2023年7月20日 感想
ep02 2023年7月27日 感想
ep03 2023年8月03日 感想
ep04 2023年8月10日 感想
ep05 2023年8月17日 感想
ep06 2023年8月24日 感想
ep07 2023年8月31日 感想
ep08 2023年9月07日 感想
ep09 2023年9月14日 感想
ep10 2023年9月21日 感想
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彼女たちの犯罪 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ
基本情報
原作
横関大
『彼女たちの犯罪』
脚本
田辺茂範、大林利江子、谷口純一郎
主題歌
Omoinotake「渦幕」
キャスト
日村繭美（深川麻衣）大手アパレル企業の広報。交際相手が既婚者と知る。
神野由香里（前田敦子）智明の妻。夫の不倫と不妊に悩む。
熊沢理子（石井杏奈）新人刑事。
神野智明（毎熊克哉）由香里の夫。医師。大学時代の後輩・繭美と再会。
亀山優子（朝倉あき）繭美の大学時代からの友人で、唯一の独身仲間。
井川凪沙（鈴木ゆうか）繭美の会社に勤めるクセあり後輩社員。
玉名翠（さとうほなみ）謎多き女性。由香里の唯一の友人になっていく。
神野素子（山下容莉枝）智明の母。
神野和雄（遠山俊也）智明の父。大学病院の外科部長。
上原武治（野間口徹）理子とバディを組む先輩刑事。
熊沢大輔（高木波瑠）理子と一緒に暮らす。
相関図はコチラ↓
相関図｜彼女たちの犯罪｜読売テレビ (ytv.co.jp)
感想
複雑なストーリー
主に繭美と由香里が夫を巡り立場の入れ替えを画策するところから物語が始まり、理子や翠の思惑がそこに重なることで複雑なストーリーが生み出されています。
最初の内（事件発生前まで）はよくあるタイプのミステリードラマなのでとっつきやすいです。
死体の入れ替えは東野圭吾さんの作品ではよく登場するトリックですからね。
それぞれが抱える悩みや目的が順番に紐解かれていくので共感もしやすいです。
一方、事件発生後はそれぞれの動機が錯綜し、さらにある仕掛けが加わることで一気に複雑化しますし、他にはあまり類がないタイプのドラマに変貌します。
物語のスタートとゴールが違うし、ストーリー展開が反則ギリギリなので好き嫌いは別れると思います。
魅力的なキャラクター
4人の登場人物が主役として併存していますが、特に繭美のキャラクターとしての解像度が高いです。
自己評価とプライドが高く自信満々で他人の評価を気にするタイプの繭美ですが、自己評価と周囲の評価の間にはギャップがあり、周囲からは見透かされています。
自信家のようでいて実は不安に駆られやすく、仕事でのトラブルが続くと恋愛に併存していき事件にまで発展してしまいました。
大学時代のチア部の仲間からひどい扱いを受けてもそのコミュニティから抜けることはしません。
彼女にとっては輝いていた大学時代がすべてだからです。
簡単に言えばイタイ女ですが、「こういう人いるよな」ってタイプですし、誰しもが持っている要素ですね。
もう一人の主人公由香里の設定はぶっ飛んでいて良くも悪くもこのドラマを特徴づけています。
彼女のおきて破りの設定がこのドラマを思わぬ方向へと導いていきます。
「他人の人生を生きる」彼女は他責的で、自身に注目が集まることには慣れていません。
そんな彼女が自由な人生を夢想したことで事件が起こってしまいました。
しかし、他人の評価を気にして生きる繭美も、復讐に憑りつかれた理子も、希死念慮に支配された翠も「自分の人生を生きていない、向き合っていない」という意味では由香里と共通しています。
だからこそ「現実から逃げた先にあるのは別の現実でしかない」教訓めいたセリフは胸を撃ちます。
探偵役の上原
探偵役の上原は当初は飄々とした人物として登場します。
それほど正義感が強いわけでもないのが観ていて丁度いいです。
事件の違和感に気付き、3人を追い詰めていきます。
しかし、部下が事件に関わっていることを知ると彼女の身を案じ苦悩し始める人間的な部分も見せ始めます。
一風変わったシスターフッド
事件は理子が大学生時代に性加害を受けたことな端を発します。
復讐という理子の目的は長く伏せられていましたが、結果的に3人は理子のうけた性加害を認めさせ、罪を自覚させることに成功しました。
そしてそのことを通じて彼女たちも罪を受け入れ、それまで彼女たちを縛っていた呪縛から解き放たれていきます。
(本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluサイトにてご確認ください。)
