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彼女たちの犯罪【第1話感想】深川麻衣さん石井杏奈さん前田敦子さん出演

日本テレビ

 

 

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深川麻衣さん、石井杏奈さん、前田敦子さん出演ドラマ『彼女たちの犯罪』第1話は時系列が複雑に組み替えられており、視聴に集中力が必要でした。同時代を生きてきた元アイドルの3人という特徴的なキャスティングといい、かなり意欲的な作品です。

放送日・あらすじ

放送日

2023年7月20日（木）23:59～　日本テレビ系列で放送

あらすじ

第一話｜ストーリー｜彼女たちの犯罪｜読売テレビ (ytv.co.jp)

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基本情報

原作

横関大
『彼女たちの犯罪』

 

脚本

田辺茂範、大林利江子、谷口純一郎

主題歌

Omoinotake「渦幕」

キャスト

日村繭美（深川麻衣）大手アパレル企業の広報。交際相手が既婚者と知る。
神野由香里（前田敦子）智明の妻。夫の不倫と不妊に悩む。
熊沢理子（石井杏奈）新人刑事。
神野智明（毎熊克哉）由香里の夫。医師。大学時代の後輩・繭美と再会。
亀山優子（朝倉あき）繭美の大学時代からの友人で、唯一の独身仲間。
井川凪沙（鈴木ゆうか）繭美の会社に勤めるクセあり後輩社員。
玉名翠（さとうほなみ）謎多き女性。由香里の唯一の友人になっていく。
神野素子（山下容莉枝）智明の母。
神野和雄（遠山俊也）智明の父。大学病院の外科部長。
上原武治（野間口徹）理子とバディを組む先輩刑事。
熊沢大輔（高木波瑠）理子と一緒に暮らす。

相関図はコチラ↓
相関図｜彼女たちの犯罪｜読売テレビ (ytv.co.jp)

感想

特徴的なキャスティング

深川麻衣さんは乃木坂46、前田敦子さんはAKB48、石井杏奈さんはE-girls出身ということで、ほぼ同時代にアイドルとして活躍した同世代（石井さんはやや下）の俳優さんです。

彼女たちと一緒に年齢を重ねてきた世代の視聴者が、自身を投影しやすいようにキャスティングしたのではないかと思います。
彼女たちが直面している悩みも仕事と恋愛、夫婦関係、子育てと仕事の両立など世代に特有の問題です。

全体像

公式サイトの情報を読む限り、このドラマは本来接点のないはずの3人の女性が出会い、共同で犯罪を実行したものの、少しずつ計画が露見してしまうという物語なのだと思います。

でも、そのペース配分がよくわからなくて視聴を続けるか躊躇してしまうんですよね。
具体的に言えば、何話ぐらいで犯行に及ぶのかわからないせいで、彼女たちが出会うまでを描きたいのか、出会ってから犯罪を実行するまでを描きたいのか、あるいは犯行後の疑心暗鬼を描きたいのかよくわからないんです。
まぁ、最終的に全部描くのでしょうけどね。

時系列

初回で全体像が見える作品の方が少ないですし、そんなこと気にする必要もないのかもしれないのですが、このドラマではそうもいかない気がします。

というのも、このドラマは時系列をかなり組み替えていて犯行を先に見せているんです。
しかも結構重要そうな入れ替わりトリックまで見せていますし、登場人物の中で年齢の近い女性は一人しかいないため、遺体の正体も簡単に推測できてしまいます。

つまり、時系列が複雑で「展開は予測できない」一方で、これから起こるであろうことは初回でかなりの部分が判明しているんです。
このアンバランスさがかなり独特です。

3人の事情

初回の時点で多くが判明しているのは彼女たちが抱える悩みについても言えます。
繭美（深川麻衣）は友達がみんな結婚してしまい仕事場ではお局化してしまっているとか、由香里（前田敦子）は後継ぎを産むようにプレッシャーをかけられ息苦しさを感じているとか、いろんな事情はあるんですが、結局のところ事件に直接かかわるのは夫の不倫なわけです。

理子（石井杏奈）の事情を除けば、ほぼすべての重要な事実は既に判明しているんですよね。

事件の捜査をしながら、彼女たちが犯行に及んだ過程を紐解くような2つの時間軸でこれからも展開していくのでしょうが、案外このドラマの興味は細かな伏線や謎の回収、叙述トリックにあるのかもしれません。

初回に登場した細かい謎は番組公式Twitterにまとめられています。

おわりに

結構集中して画面を見ていないとわからなくなるタイプのドラマだと思います。
小説をそのまま映像化するのではなく、映像ならではの語り口に改変しようという工夫は好感が持てますね。
野間口徹さんの起用も野間口さんでなければならない必然性が感じられました。

 

(本ページの情報は2023年7月時点のものです。最新の配信状況はhuluサイトにてご確認ください。)

 

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