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下剋上球児【第4話感想】三重県大会

 

 

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鈴木亮平さん出演『下剋上球児』第4話が放送されました。地方大会の第1回戦の様子は、一つ一つの作戦に理由が用意されていて楽しめましたし、野球を通して周囲が変化していく様子は青春ドラマと言った感じです。無免許の件も次々回には解決しそうですね。

 

放送日・あらすじ

放送枠

TBS 日曜日 21:00~

放送日

2023年11月05日

あらすじ

あらすじ|TBSテレビ 日曜劇場『下剋上球児』

配信状況は公式サイト、またはこちらでご確認ください↓
下剋上球児 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

基本情報

原案

「下剋上球児」(菊地高弘/カンゼン刊)

 

脚本

奥寺佐渡子

キャスト

主人公

南雲脩司(鈴木亮平)三重県立越山高校の社会科地理・歴史担当。

三重県立越山高校

山住香南子(黒木華)家庭科教諭で野球部部長。
横田宗典(生瀬勝久)野球部の顧問と監督を兼務。
丹羽慎吾(小泉孝太郎)校長。

野球部員

犬塚翔(中沢元紀)1年生。樹生の孫。名門クラブチームの元エース。
根室知廣(兵頭功海)1年生。柚希の弟。
椿谷真倫(伊藤あさひ)1年生。野球初心者。
日沖壮磨(小林虎之介)1年生。誠の弟。
久我原篤史(橘優輝)1年生。中学時代は陸上部。
楡伸次郎(生田俊平)1年生。久我原と同じ中学出身。
日沖誠(菅生新樹)3年生。主将。壮磨の兄。
長谷川幹太(財津優太郎)3年生。幽霊部員。
藤本大牙(鈴木敦也)3年生。幽霊部員。
富嶋雄也(福松凜)2年生。幽霊部員。
野原舜(奥野壮)2年生。幽霊部員。
紅岡祥悟(絃瀬聡一)2年生。幽霊部員。

南雲家

南雲美香(井川遥)脩司の妻。
南雲青空(番家天嵩)美香の連れ子
南雲なぎさ(倉田瑛茉)南雲の娘。青空の妹。

その他

犬塚樹生(小日向文世)先祖代々の大地主。
犬塚杏奈(明日海りお)翔の母。樹生の娘。
賀門英助(松平健)星葉高校野球部の監督。南雲の恩師。

相関図はコチラ↓
相関図|TBSテレビ 日曜劇場『下剋上球児』

感想

一回戦

裏では日本シリーズ第7戦が行われ阪神が38年ぶりの日本一に輝く中、このドラマでは高校野球の地方大会一回戦の模様を放送していました。

日本最高峰の決戦から裾野まで、競技レベルに関わらず楽しめるのが野球やスポーツのいいところですね。

対戦相手の多気高校も公立の弱小校ではあるものの、監督がベテランのくせ者という設定は面白かったです。
こちら側のセーフティバントと盗塁で一点をもぎ取るという作戦も、相手側のバントを仕掛けてエース投手のスタミナを削るという作戦も弱小校らしくてなるほどって感じがします。
高校野球に詳しい人にとってはあるあるなのかな?

狙い球を変えるであるとか内角に狙いを定めるとか、一つ一つの作戦が理にかなっていたことも楽しめた要因の一つでした。
それほど練習風景は描かれていないドラマですが、彼らが何に取り組んでいたのかもわかるようになっていましたね。

コールド負けをしなかったことに喜ぶのも「フルマラソンを始めて完走した」ようなものだと考えれば大きな一歩ですよね。

周囲の変化

犬塚翔(中沢元紀)になにかと介入していた犬塚樹生(小日向文世)は態度を(一旦?)改めました。
彼はやはり周囲からバカにされていて、そのことが彼にとってのコンプレックスであり、翔はそんな周囲を見返すための手段になっていました。
しかし、試合を応援しているうちにチームを勝たせてやりたいと自然と思うようになったようですね。

日沖の弟・壮磨(小林虎之介)も自分が原因となった喧嘩の責任を取り3年間頑張った最後の試合を欠場した兄の様子に野球部入りを決意します。
このシーンは今回一番良かったです。
「兄貴の分まで俺が甲子園に行く」みたいなベタなセリフを言わず、「ユニフォーム白いままやん」とか「俺が勝たせたる」とかツンデレなことを言う壮磨とそれを察する兄の関係性が素敵です。
日沖誠(菅生新樹)って犬塚の代打が務まるほどの選手でもなかったような気がしますけど、考えないことにします。
誠はスタンドで弟の試合を見守ることになるのかな?

無免許の件

夏の大会も終わったことで南雲(鈴木亮平)は退職します。
家族はほとぼりが冷めるまで東京へ引っ越すように手配したみたいですが、彼の様子だと離婚も考えていそうですね。
美香(井川遥)に復職のオファーがあったことは多少都合がよすぎる気はします。

「東京の競争社会について行けない」という青空の大人びた発言が可笑しかったです。
新しい環境への不安はもちろんあるのでしょう。
慕っている南雲と離れ離れになることが何より嫌だけど、それを素直に口にすることはできないから「競争社会は苦手」という変な理由を持ち出しているのが子供らしいです。

 

さて、南雲の無免許の件ですが、退職したとしても刑事事件になることは避けられなさそうです。

公文書偽造の罪とは|私文書偽造との違い・罪の重さと事例を解説|ベンナビ刑事事件(旧:刑事事件弁護士ナビ)

まぁ、おそらく次回は「生徒に対する裏切りだ」という声が高まり、学校も対応に追われるのでしょうが、南雲の人となりを知る野球部のメンバーを中心に南雲を擁護し、「彼こそ本当の教育者だ」ってことになるんじゃないかと思います。
嘆願書などを提出するかもしれないですね。
いずれにせよ、彼が少なくとも越山高校の野球部監督として復帰することは決まっています。

たぶん次回か次々回には復帰するのでしょうけど、逆に復帰した後の方がこのドラマがどんな内容をとりあげるのか想像がつきません。
普通に野球だけを取り上げ始めるとも思えませんし、後ろ指さされながら世間の評価を覆していくのかな?

『下剋上球児』という負け犬が立ち上がる系のタイトルよりも、「リスタート」や「再生」を感じさせるタイトルの方がこのドラマ内容にふさわしい気がします。

おわりに

「ブラックなの?」と聞かれた南雲が「そんなには」と答えていたのが地味にリアルでした。
根室が中継ぎピッチャーとして優秀過ぎるのはちょっと気になりました。
「犬塚の球に目が慣れたところに遅い球が厄介」とか、単純にフォームが変とか、そういう理由が欲しいです。
南雲に時間を割きすぎなんですよね。