きのう何食べた？ season2 【第5話感想】 - ３０インチで観ています。

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西島秀俊さん、内野聖陽さん出演ドラマ『きのう何食べた？ season2』第5話が放送されました。年老いてきつくなったクリスマスメニューの変更と、史朗が過去に付き合っていた元カレとの思い出と現在の賢二の比較で構成されています。

放送日・あらすじ
基本情報
感想
おわりに

放送日・あらすじ

放送枠

テレビ東京金曜日 24:12～

放送日

2023年11月03日

あらすじ

きのう何食べた？season2 西島秀俊×内野聖陽(テレビ東京、2023/11/3 24:12 OA)の番組情報ページ | テレビ東京・ＢＳテレ東 7ch(公式)

配信状況は公式サイト、またはこちらでご確認ください↓
きのう何食べた？ season2 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

基本情報

原作

よしながふみ『きのう何食べた?』

脚本

安達奈緒子

キャスト

筧史朗（西島秀俊）
矢吹賢二（内野聖陽）
小日向大策（山本耕史）
井上航（磯村勇斗）

詳しくはコチラ↓
キャスト | 【ドラマ24】きのう何食べた？ season2 | テレビ東京・ＢＳテレ東 7ch(公式) (tv-tokyo.co.jp)

2023年秋ドラマ感想一覧へ

感想

9年前の思い出

洗濯機の排水が溢れてしまったことをきっかけに賢二の前に史朗と同居していた元カレの思い出が開陳されました。
ノブヒコのことがタイプだった史朗は自分勝手でわがままなノブヒコに強く言えずにいたようです。
惚れた弱味で不満を抱えながらも「ミルク寒天作ってあるよ」と言ってしまう史朗の様子は、ジルベールと大策の関係性にちょっと似ています。
でも、あちらの場合、大策は不満を感じていないようですし、互いに愛し合っていることが前提になっているので全く違いますよね。

どちらかというと、ドラマによく出てくるエリート夫と専業主婦の冷めきった夫婦関係に近いかも。

クリスマスディナー

元カレのエピソードと対比されたのはクリスマスディナーのメニュー変更です。
年齢を重ねてハイカロリーの恒例メニューがきつくなってきた史朗と、最近体重を気にしている賢二はお互い相手のことを思ってメニュー変更を提案しました。

単なるメニューの変更ですが、二人にとっては初めて史朗が賢二に振舞った料理でもあって、時間の流れを感じさせるエピソードになっています。

史朗が初めて史朗に振舞う料理ということで、一番のごちそうを並べたという背景からハイカロリーで手間のかかるものばかりになっていたという種明かしも面白いですね。
明太子サワークリームディップだけは新メニューにも採用されて、二人の思い出を大切にしている感じも良かったです。
「変わりゆくものと変わらないもの」はシーズン2のテーマですものね。

親子丼

帰りが遅くなった史朗が親子丼を作ろうとしたのですが、賢二が玉ねぎを使ってしまったことが判明します。

玉ねぎが傷んでいたというアクシデントもあったので、賢二が悪いわけでもないですけどね。
勝手に食材を使ってしまったことを謝り、仕事終わりで疲れている史朗のことを思って率先してスーパーに買いに行く賢二の姿に史朗は感動を覚えます。

ここでも元カレ・ノブヒコが勝手に調理をし、片付けもしないまま「食費を半分出している」と主張していたエピソードと対比されていました。
洗濯機の排水溝が詰まった時に備えたホースやたたまれた衣類など、目に映るものすべてに史朗に対する思いやりが溢れていて、思わず涙する史朗には観ていてホロっとさせられます。

何気ない日常を改めて振り返った時に、そこにあふれる愛情を感じ、あたり前過ぎて気付かなかった幸せをかみしめるというのはクリスマスっぽいお話でしたね。
一方的に愛するだけの関係とお互いのことを思い合う関係の比較も、年を重ねた史朗の変化をあらわしているのかも。
玉ねぎ1つで大げさなようでいて、案外幸せとはそういうものかもしれないと感じさせてくれます。

ただ、「元カレとの楽しい思い出だってあったんじゃないかな？」とは考えてしまいますけどね。