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鈴木亮平さん出演『下剋上球児』第7話が放送されました。南雲の免許偽造の件が解決したことで比較的普通なスポーツドラマに戻りました。しかし、第7話だというのに各選手の個性がよくわかりません。
放送日・あらすじ
放送枠
TBS 日曜日 21:00~
放送日
2023年11月26日
あらすじ
配信状況は公式サイト、またはこちらでご確認ください↓
下剋上球児 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
基本情報
原案
「下剋上球児」(菊地高弘/カンゼン刊)
脚本
奥寺佐渡子
キャスト
主人公
南雲脩司(鈴木亮平)三重県立越山高校の社会科地理・歴史担当。
三重県立越山高校
山住香南子(黒木華)家庭科教諭で野球部部長。
横田宗典(生瀬勝久)野球部の顧問と監督を兼務。
丹羽慎吾(小泉孝太郎)校長。
野球部員
犬塚翔(中沢元紀)1年生。樹生の孫。名門クラブチームの元エース。
根室知廣(兵頭功海)1年生。柚希の弟。
椿谷真倫(伊藤あさひ)1年生。野球初心者。
日沖壮磨(小林虎之介)1年生。誠の弟。
久我原篤史(橘優輝)1年生。中学時代は陸上部。
楡伸次郎(生田俊平)1年生。久我原と同じ中学出身。
日沖誠(菅生新樹)3年生。主将。壮磨の兄。
長谷川幹太(財津優太郎)3年生。幽霊部員。
藤本大牙(鈴木敦也)3年生。幽霊部員。
富嶋雄也(福松凜)2年生。幽霊部員。
野原舜(奥野壮)2年生。幽霊部員。
紅岡祥悟(絃瀬聡一)2年生。幽霊部員。
南雲家
南雲美香(井川遥)脩司の妻。
南雲青空(番家天嵩)美香の連れ子
南雲なぎさ(倉田瑛茉)南雲の娘。青空の妹。
その他
犬塚樹生(小日向文世)先祖代々の大地主。
犬塚杏奈(明日海りお)翔の母。樹生の娘。
賀門英助(松平健)星葉高校野球部の監督。南雲の恩師。
相関図はコチラ↓
相関図|TBSテレビ 日曜劇場『下剋上球児』
感想
南雲の件
前回南雲の無免許の件は不起訴処分ということで解決しました。
更に就職先も決まり、監督復帰も決まったことでスポーツドラマとして正常な軌道に戻ったことになります。
全てが丸く収まるというか、妻の仕事の件もリモートで継続することが可能だとわっかったことも都合よく感じてしまいます。
監督として復帰することには多少の衝突があって、「再チャレンジ可能な社会」みたいなテーマが示されました。
でも、この部分も校長の物分かりが良くてベスト8を目指すことを条件に簡単に復帰を認めてしまいます(そしてあっさりベスト8を成し遂げます)。
私は再チャレンジできる社会は素晴らしいことだとは思っていますが、損害を受けた被害者である越山高校で再チャレンジを認めさせるには真摯な反省だけでは説得力に欠けるんですよね。
ていうか、南雲先生が人格者過ぎてそもそも損害がそれほど生じていないのかもしれないです……。
あの程度の説得で赦すのならもっと早めに赦してあげればよかったんじゃないのかな?
もしくはいっそのこと、かつて無免許で追放された指導者が十数年ぶりに現場復帰するところからドラマを始めちゃえばよかったのに、って思っちゃうんですよね。
別に部員たちとの絆も実はそれほど描かれていませんし、越山で復帰するのに特別こだわる理由が弱く感じました。
部員たちの描写
要はこのドラマって野球部員のことをほとんど描いていないんですよ。
そこで今回一気に1年間を駆け抜け、急ピッチで部員たちの事情が描かれました。
でも、今更感が否めません。
何なんですか、あの楡のエピソードは!
コンタクトレンズを装着すればすべてが解決する程度の悩みって描く必要ありますか?
もう一つ気になるのは根室の急成長です。
根室は部員たちの中では一番時間を割かれていますが、視聴者が気付かないうちに軟投派から速球派ピッチャーに成長していました。
フォームの変更はありましたけど、彼って下手なりに努力でカバーするタイプだったのが、フォームを変えただけで“才能”が開花してしまい、魅力が半減しています。
実際にはちょっとしたきっかけで急成長する学生もいるのでしょうけど、犬塚とは違う角度の凄さを見せてくれた方が面白い気がします。
犬塚が通用しなくなっている描写も今のところありませんしね。
野球が下手な部員というポジションは椿谷が担っているので、根室の行き場がないということなのかな?
結局私が何を言いたいのかといいますと、「今更普通の野球ドラマに戻ろうとしたって無理じゃないの?」ってことです。
おわりに
南雲先生が身振り手振りで指示を出す姿には『TOKYO MER』を思い出しました。
あと、初回の鳥谷さん以来となるプロの選手が登場していましたね。