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フェルマーの料理【最終話感想】

 

 

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高橋文哉さん、志尊淳さん出演ドラマ『フェルマーの料理』最終話が放送されました。「料理の真理の扉」というこのドラマの大きなテーマを解決するとともに、仲間たちの再結集が描かれ最終回らしい最後を迎えました。

 

放送日・あらすじ

放送枠

TBS 金曜日 22:00~

放送日

2023年12月22日

あらすじ

あらすじ|TBSテレビ 金曜ドラマ『フェルマーの料理』

配信状況は公式サイト、またはこちらでご確認ください↓
フェルマーの料理 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

基本情報

原作

小林有吾『フェルマーの料理』

 

脚本

渡辺雄介/三浦希紗

キャスト

主要人物
北田岳(高橋文哉)数学に人生を捧げてきた数学少年。
朝倉海(志尊淳)二つ星レストラン「K」のオーナーシェフ。
赤松蘭菜(小芝風花)前菜を担当。
乾孫六(板垣李光人)コミ。
王明剣(朝井大智)スープ担当。
ダビド・サロ・ペーニャ(フェルナンデス直行)魚料理担当。
ジャン・ジョルダン(ジュア)デセール担当。
布袋勝也(細田善彦)スーシェフ。
福田寧々(宮澤エマ)給仕長。
魚見亜由(白石聖)岳の高校の同級生
西門景勝(及川光博)岳が通う高校「私立ヴェルス学園」の理事長。
北田勲(宇梶剛士)岳の父親。

相関図はコチラ↓

相関図|TBSテレビ 金曜ドラマ『フェルマーの料理』

感想

再集結

今回も面白かったですね。
内容的にはほぼ同じことの繰り返しなんですけどね。

若干引っかかる点は岳の豹変ぶりです。
闇落ちしたのは理解できましたが、今回は憑き物が落ちたかのように元の岳に戻っていました。
岳からひどい仕打ちを受けた仲間たちはやっぱり怒っていて、温度差が飲み込みづらかったです。
スパンが短すぎるんですよ。

でも孫六が岳の代わりに仲間たちを説得していたというのは胸が熱くなりましたね。

真理の扉

みんなのアイデアを結集して最高の一皿を作り上げるという展開自体は以前にも登場しています。
ただ、それぞれのアイデアが再構築されていて完成度が上がっていることが見て取れるのは最終回っぽいです。
「メロンに変えたんだぁ」とか「卵黄のピューレという形で登場させるのね」って感じで過程を見ている分、料理を見ただけでも楽しめます。

以前のように同じメンバーでKを復活させるのではなく、一回だけの再結集で、その後はそれぞれの道に進んでいくという展開も爽やかですね。

父と子

このドラマでは「料理の真理の扉を開く」という言葉が何度も登場していました。
最終回では料理に究極、唯一の正解はないということで決着します。
まぁ、大方の予想通りの答えでしたね。

でもそこに至るきっかけが、二組の父と子の物語を象徴するハンバーグだったというのがよかったと思います。
父から子へと継承されていくイメージも表現されているし、岳と海のどちらの思い出も優劣があるわけではないですからね。

全体の感想

最終回を迎えたのでドラマ全編を通した感想を書きたいと思います。
まず、エンタメとして毎話完成度が高かったです。
解決しなければならない課題がはっきりしていて、それを解決する方法もなと億巻がありました。
蘭奈や布袋、孫六など脇役のキャラクターも共感できるものでした。
料理人だけでなく、高校の同級生である魚見や数学オリンピックのライバルたちもしっかり描かれていましたね。

一方、数学はあまり関係なかったです。
料理の真理の扉という大きなテーマが結局「そんなものはない」と結論付けられてしまったのも微妙です。
それに、岳の度重なる豹変も唐突感があります。

おわりに

来月のこの時間は宮藤官九郎脚本のドラマ『不適切にもほどがある』が放送されます。

金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』|TBSテレビ

間違いなく面白い作品になりそうです。今から楽しみですね。