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わたしのお嫁くん第4話~社会派要素は消え失せた

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年5月3日(水)22:00~フジテレビ系列で放送

あらすじ

www.fujitv.co.jp

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感想

まず最初に

このドラマは社会派ラブコメディを自称していましたが、既に社会派ではなくなっています。普通のラブコメディです。

そのためキャラクターは初回のころは持っていた正常な判断力を失い、ラブコメ的な行動をとり始めています。

ツッコミを入れだすときりがないので、そういうものだと受け入れましょう。

鈍感な主人公の言葉の端々には本人すらも気付いていない本心が見え隠れします。

それを見つけて楽しむのがこのドラマの面白さですね。

赤嶺と山本が恋人同士ではないことを知って「なんだ良かった」と漏らしてしまうのとかがそれです。

誓約書

これもラブコメ的なアイテムですね。

速見と山本は独身同士なので付き合うことに本来何ら障壁はありません。

しかし、それではつまらないということで人工的に作られた二人を隔てる障壁が誓約書なんですね。

逆に速見が気持ちを押しとどめる際にもこの誓約書が意味を持ちます。

成人同士があんな誓約書にとらわれることなどありえませんがこの作品内では必要なアイテムなのです。

「気になっている」

第4話のテーマは「友達から恋人になることへのためらい」です。

友達のような今の関係が恋人になれば失われてしまう。そうであれば「気になっている」だけの今のうちに友達関係に引き返そう。というのが速見の行動原理です。

これがちょっと面白くって、赤嶺と山本の関係を見て一旦は引き返そうと心に決めるのですが、山本の口車に乗せられて「気になっている」ことを打ち明けてしまうんですね。

ここでいう「気になっている」とは好きの手前の感情です。

 

山本に気持ちを知られてしまった速見は花妻や古賀にも親しく振舞い、彼らのことも「気になっている」と言います。

これはさっきの「気になっている」とは異なり、「気にかけている」程度の意味合いなんですね。

速見の行動は意図的かどうかは分かりませんが、結果的にこれらの関係の中に山本を加えて相対化し「気になっている」の意味を弱めることになっています。

「気になっている」の意味を弱めることでで引き返す余地を残しているんです。

しかしそこまでするっていうことは既に山本は特別な存在になっているということなんですね。

冷蔵庫

速見は新しい冷蔵庫の開発に関わることになり、マグネットがつくというありふれた機能を提案します。

アプリを内蔵するような新機能ではなく使う人の日常に寄り添うような本当に必要な機能とは案外こういうものなのかもしれません。

それは速見が無意識に惹かれている山本の良さでもあるんですよね。

赤嶺の作戦

赤嶺の存在感が増してきました。

山本と速見の仲を引き裂くために古賀を利用し四角関係に突入していきます。

結構淡々と進んでいくドラマなので赤嶺が登場すると楽しくなります。

赤嶺といるときの山本の方が生き生きしている気がする。

でも赤嶺自体どういう人物かはまだよくわからないんですよね。

二人の関係を誰が知っているんだっけ?

ちょっとわからなくなってきたのでまとめておきます。

赤嶺は人事部なので以前から二人が同居していることを知っていました。

古賀は今回の後半で不意に速見から関係を知らされました。

花妻は速見が誰かと同居することは聞かされていて、山本の言動からその相手が山本であることに勘付いています。

まとめ

ラブコメ独特のテイストではありますが、まとまってます。

冒頭の小芝居みたいなのは毎回入ってくるんですかね?

前回のおさらいみたいな意味もあるのでしょうが、あれが一番観ていてキツイです。

個人的には仁村紗和さんが気になります。これからますます活躍されるでしょうね。