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波瑠さん主演ドラマ『わたしのお嫁くん』第3話はこれまで自称していた「社会派ラブコメディ」というジャンルのうち、社会派の要素が薄れつつあります。それはもはやただのラブコメディに過ぎません。とはいえまだ少しだけ残っていた「社会派」な要素に着目しつつストーリーを振り返ります。
放送日・あらすじ
放送日
2023年4月26日(水)22:00~フジテレビ系列で放送
あらすじ
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感想
伝えたいメッセージはもう尽きた
このドラマは男女の社会的役割に対する問題提起を含んでいましたが、そのあたりのメッセージは第3話にして説明し終えた感じがします。
これからも登場するかもしれませんが、「互いに得意なことをやって、相手を尊重しよう」という以上のことは出てこないかもしれませんね。
恋愛の駆け引き
では第3話では何をやっていたかというと「好きな相手に振り向いてほしい」という恋の始まりです。
前回同棲生活が始まった二人ですが、山本(高杉真宙)は速見先輩(波瑠)のことが好きなんですが、速見の方は山本を単なる後輩の同居人としてしかみなしていません。
この関係を恋愛関係にまでもっていくストーリーが第3話のメインです。
山本は速見の気を引くためにあえて冷淡に接するなど恋の駆け引きを開始します。
その的外れな感じが可愛いっていうところと、これまた漫画チックなキャラの同期の赤嶺に見せる表情が速見に対するものではないあたりが面白ポイントですね。
ぶっ飛んだ設定
そのエンジンとして登場するのが山本の過保護な兄・正海です。
このキャラクターは弟を心配するがあまり、まるで姑のような態度で速見に無理難題を押し付けます。
そもそも兄ではなく普通に両親でも全く問題ないとは思うのですが、その辺は漫画原作だからということでしょう。
ズボラな速見は弟の同居人としてふさわしくないと主張し、お茶会にケーキを持参するという課題を課します。
このあたりの展開は頭を空っぽにして見ていないときついものがあります。
シフォンケーキ
徐々に単なるラブコメになろうとしている本作ですが、まだ若干社会派を保っている部分があります。
今回はシフォンケーキがキーアイテムとして登場しました。
新入社員が買ってきたお菓子を手作りといって配っていたエピソードを交えながら、自分の弱さをみせられる存在の大切さを説いていました。
そして、相手の苦手や失敗をリカバリーする関係性こそが理想的だとして、失敗したシフォンケーキをラスクにリメイクしていましたね。
自分が当たり前にできることをできない人がいるということを知るだけでも、その気づきが素晴らしいんだ、みたいなことも言ってました。
このメッセージは前回までと共通で、新しいものではありませんが、シフォンケーキが象徴的でわかりやすかったですね。
このドラマのこれから
社会派要素の消えたこのドラマはよく深夜にやっている「料理を食べながら、何か良いことを言ってみる」系のドラマになっていくのではないかと思います。
3角関係、4角関係の描写が増えてくるかも。
公式サイトで波瑠さんは視聴者へのメッセージとして
とおっしゃています。そういう見方が正しいのかもしれません。
まとめ
まぁだいたい落ち着くべきところに落ち着いたかなという感じです。
これからは二人の関係の進展を楽しんでいこうと思います。