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波瑠さん主演ドラマ『わたしのお嫁くん』第1話は周囲から「理想のお嫁さん」だと思われているのに実は家事が苦手な主人公の苦悩と、そこに現れた救世主山本くん(高杉真宙)のお話でした。大体タイトルから受ける印象通りの内容でしたが、気楽に観られて面白かったです。
放送日・あらすじ
放送日
2023年4月12日(水)22:00~フジテレビ系列で放送
あらすじ
配信状況はこちらを参考にしてください
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わたしのお嫁くん | 相関図 - フジテレビ (fujitv.co.jp)
感想
お嫁さん
主人公は優秀な営業社員です。
彼女のモットーは清潔感・安心感・満足感の3つで、お客様にこの3つを体感してもらうことで信用を勝ち取り営業成績を伸ばしてきました。
しかし彼女を評価する声の中には「理想のお嫁さん」「お嫁に来てほしい」というものが含まれています。
彼女は仕事上の能力で評価されたいのに、理想の女性像を押し付けられることに苦悩していました。
「お嫁さん」という言葉は彼女にとって呪いの言葉だったんですね。
でも、ある意味その理想のお嫁さん像を営業のテクニックとして利用している面もあって、本来の自分とのギャップは深まるばかりで劣等感を抱えていたのかもしれません。
ウソとホント
営業という特性上彼女はセールストークが上手いんですね。
ある意味ではそれは嘘をついているってことです。
一方の山本は正直者です。
新人時代にミスをしたことを正直に速見に打ち明けていました。
この時ミスをリカバリーしてくれたことをきっかけに山本は速見を尊敬し始めるのですが、速見の方も山本に感心していたのかもしれません。
このドラマはどちらが優れているとかではなく、互いの欠点を補い合えばいいという肯定的なメッセージを押し出しているので心地よいです。
家事のコツ
毎回家事のコツが紹介されるんだと思います。
初回は断捨離や片付け術でした。
「ものをすべていったん取り出し、いるものといらないものに分け、定位置を決めて戻す。」というやり方は誰もがどこかで聞いたことがあるメジャーなものです。
まぁでもそれができたら苦労しないわけで、実際山本が帰った後の速見の部屋は少しずつ元に戻りつつありました。
このやり方のコツを教えればすぐにできるようにはならない感じがいいです。
得意なこと
このドラマのテーマは固定観念にとらわれず得意なほうが得意なことで活躍すればいいってことですね。
互いにリスペクトを持つことの大切さを描いているのも好感が持てます。
主人公は家庭に入ることに否定的で仕事での活躍を望んでいますが、家事の大切さ、帰りたいと思える家を作ることのすばらしさを理解しているところがトゲトゲしてなくて見やすいです。
山本が「どうせ使わないから捨てよう」と言っていたグラスを創意工夫でよみがえらせていました。
断捨離のルールからは外れているかもしれませんが「これが正しいんだ」っていう押しつけがなくて、こういう創意工夫による柔軟性の余地が残されているのも素晴らしい。
まとめ
タイトル通りのドラマでした。
特に事件は起こらないし、数年後このドラマを思い返すことはないでしょう。
でも、細部にわたって丁寧に角を取り、やすりをかけている感じがします。
だからこそ安心して気楽に見られる作品に仕上がっています。