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放送日・あらすじ
放送日
2023年3月8日(水)22:00~日本テレビ系列で放送
あらすじ
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リバーサルオーケストラ - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
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相関図|リバーサルオーケストラ|日本テレビ (ntv.co.jp)
感想
朝陽の言葉
「今僕たちがやるべきことは真摯に音楽に向き合うことなんです。」という朝陽(田中圭)のセリフがありました。
これはまさしく私が第9話を観て思ったことどもあります。
今回は音楽に関係ないことばかりが取り上げられて、肝心の演奏に関心が持てませんでした。
このドラマが抱えていた問題点
つまらなかった原因は今回だけにあるのではなく、今まで積み上がってきたこのドラマの悪い部分が噴出したからだと思います。
それはオーケストラの解散をめぐるあれこれがくだらなすぎるという点です。
これまでもドラマの片隅で常にノイズとして存在し続けていましたが、今回前面に出てきてしまいました。
本宮議員(津田健次郎)のやっている妨害工作は意地悪を通り越して、もはや犯罪レベルです。
100歩譲って例えば本宮に削った予算で何かをしたいという大義があれば許せますけど、純粋な政局ですからね。
もっと早くに小野田(岡部たかし)に一喝されて終わらせるべきでした。
それに数席空いていたからって約束通り解散ということにはならないでしょ。
空席が生まれた原因もはっきりしているわけですから。
オーケストラの解散
いつの間にか補助金のカットと楽団の解散が同義になっているんです。
例えば補助金をカットされたとしても困難ではあるものの、寄付で運営していく道もあるわけです。
『素晴らしきかな人生』みたいに寄付が市民から集まれば感動的だと思うんですけどね。
コロナ禍で演劇などは不要不急として切り捨てられてしまった昨今だからこそ、
「音楽は誰のためにあるのか」「文化活動への予算はただの無駄なのか?」
「オーケストラのある街とない街どちらが幸福か?」
というテーマにも意味があったと思うんですけどうまく表現されていませんね。
やろうとはしていた
大きすぎるノイズを取り除けば、やろうとはしているんです。
これまでオーケストラが繋いできた人の輪が今度はオーケストラを救うために力を貸してくれる、市民とともにあるオーケストラを玉響は体現しつつあるんです。
朝陽だって人を頼るようになりました。
これは朝陽が初音に説いていた助け合うというオーケストラのあるべき姿を朝陽自身が初音の成長から感じ取ったということなんでしょう。
助け合いの精神がオーケストラを起点として、観客や市民へと浸透していく、これはオーケストラの存在意義として素晴らしいことじゃないですか!
でも初登場の人もまぎれていたり、「誰だっけ?」って思うこともありました。
根本問題として、次回も演奏するし今回の定期演奏会が本当に必要だったのかは疑問です。
恋の行方
朝陽は「僕は君が思うような人間じゃない」と森山直太朗のようなことを言い出しました。
こけら落とし以降は初音との別れが来ることを予期して遠ざけているのかも。
姉の話をしながらも遠回しに庄司(坂東龍汰)を慰める奏奈(恒松祐里)とそれに気づく庄司のところはよかったですね。
まとめ
正直もう立て直せないのではないか?と思うほど今回は致命的につまらなかったです。
でもこれは私が本宮パートを嫌いすぎるからかも知れません。
次回は少なくとも演奏と、オケの今後、恋の行方と内容はそろっているので面白くなるでしょう。