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リバーサルオーケストラ第5話感想

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年2月8日(水)22:00~日本テレビ系列で放送

あらすじ

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相関図|リバーサルオーケストラ|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

 

感想

恋愛関係

練習場所がなくなってしまうというくだらない展開は置いといて、朝陽(田中圭)の実家である常葉酒造で練習したり、朝陽の過去を知るかおり(相武紗季)が登場したりと、朝陽の人となりに踏み込んだ回でした。

かおりが既婚者であることは意外でしたが、庄司(坂東龍汰)が初音に思いを寄せていたり、初音(門脇麦)と朝陽の距離が近づいたり3角関係、あるいは4角関係がはっきりしてきましたね。ドラマの性質上それほど恋愛に重きは置かれないと思いますがアクセントになって楽しいです。

ブランクと焦り

前回に引き続きチャイコフスキーの練習を続ける初音ですが、ブランクを埋めるのは難しく、なかなかうまくいきません。初音と同じくブランクのあるティンパニーの藤谷(渋川清彦)の存在が効いています。天才だからって魔法のように弾けるわけではないのが良いです。

 

彼女にはコンマスという立場も乗っかっていて、コンマスでありながら周囲に迷惑をかけているという状況がさらに追い詰めます。取材を受けたのも少しでも迷惑をかけている分を取り返したいという思いがあったのかもしれませんね。

 

でも自分が覚えていないようなほぼ初対面の人でも初音の存在を知っていたり、実はあったことがあるっていう環境はかなりきついですね。元有名子役みたいな感じである意味好奇の目にさらされてるとも言えますから。

カルメン組曲

初音は自分がスランプなせいで新たな曲に挑戦せざるを得なくなっていると思っていましたが、実は朝陽の意図は牧歌的で謙虚なメンバーたちにソロを担当させることで自信をつけさせ、初音の負担を軽くすることにありました。

第3話から言われてはいたものの抽象的だったオーケストラで演奏するとはどういうことかをわかりやすく具体的に説明してくれました。

 

初音はどうしてもワンマンの意識が抜けずすべてを背負い込んでしまうし、メンバーは初音を頼ってしまう。その状況を変える曲がカルメンだったのですね。このドラマ自体も初音の成長だけではなく、オーケストラの全員の成長を描いていますから、あるべき展開です。

 

朝陽はかつて音楽の道をあきらめようか迷ったときに初音の演奏に励まされました。彼が初音に試練を与えるのは過去の恩返しなのかも。こういう自分の関知しないところで誰かの人生を救っているという『素晴らしきかな人生』的な展開はグッときますし、音楽の良さでもあります。

玲緒

今回気になったのは怜緒のうかない表情です。これまで恋愛体質の軽いキャラでしたが、大抵こういうキャラが一番深い悩みを抱えているものです。予告を見る限りでは自分が凡人であることを受け入れきれなかったみたいですね。例えば彼女も神童だったとか?まぁ来週にはわかるのでこの件は次回まで取っておきます。

その他

  • 土井(前野朋哉)の間の悪いキャラクターは面白いですね。
  • 初音のライバル三島(永山絢斗)は父(加藤雅也)に認められたくて初音をライバル視しているようです。
  • なんでも穂刈(平田満)に言わせて解決する手法を乱発しすぎている気がします。