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リバーサルオーケストラ 第6話~恋愛模様が大きく進展

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年2月15日(水)22:00~日本テレビ系列で放送

あらすじ

www.ntv.co.jp

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相関図|リバーサルオーケストラ|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

 

感想

玲緒失踪

バレンタインガラを目の前にチェロ主席の怜緒(瀧内公美)が練習に現れなくなりました。

モチベーションがなくなっただけだと初音たちを煙に巻く玲緒に対して朝陽(田中圭)藤谷(渋川清彦)を引き合わせます。

前回ぐらいから二人の対立関係は描かれていましたね。

オーケストラは大所帯なので朝陽や初音(門脇麦)を経由せず、団員同士のつながりや関係性が良い意味で錯綜するようになってくるとグッと面白くなってきます。

他にも穂刈(平田満)庄司(坂東龍汰)の師弟っぽい関係など、オーケストラのいろんなところでドラマが生まれるようになってきました。

凡人の苦悩

玲緒はかつての藤谷と同じ悩みを抱えていました。

それは凡人であるが故の苦悩です。

どんなに練習しても越えられない才能の壁があり、常に限界にぶち当たるのではないかという恐怖と戦っていたのです。

そして自己防衛のために冷笑的な態度・音楽に真剣ではないふりをしてしまうんですね。

玲緒の場合は合コン好きをアピールしたり、朝陽に熱を上げているふうを装うことで予防線を張っていました。

そしてその嘘が本当の自分すらも飲み込んでしまっていたのを朝陽に指摘されてしまったわけです。

泥臭く頑張ることを馬鹿にする風潮は確かにありますし、このエピソードに共感した人も多かったのではないかと思います。

 

ただ、怜緒は音楽を辞めたわけではないんですよね。

藤谷の「音楽は苦しいけど楽しい」という言葉通り、怜緒にとってすでに音楽はかけがえのないものになっていたんです。

そして好きなものに対して努力することのすばらしさを自覚するとそれまで必要以上に自分を卑下していたことにも気づくんです。

天才の初音だって努力しているし、苦悩する彼女と同じ人間だったことに思い至ります。

前回朝陽はカルメンを演奏する理由について、「牧歌的な玉響のメンバーにソロを担当させることで、責任感を持たせる」ことを挙げていましたが、ソロのないチェロにも、情熱のある演奏をするというミッションがあったようです。

本番当日

このドラマは基本的に面白いんですけど、本宮(津田健次郎)が登場すると途端にくだらなくなります。

今回は”こくりつ”と”くにたち”を間違えるという妨害工作でした。

それに初音は毎回演奏前に不安に陥ります。

多分あと何回かこの展開はあるでしょうね。

毎回不安になってごめんなさい」っていうセリフは視聴者に向かって脚本家が言い訳しているように聞こえました。

他にも遅刻をリカバーするためゲリラ的な演奏を行うんですが、これも第4話でやっているんですよね。

遅刻だって第2話でやってます。

 

でも演奏を長尺で見せようという意図は伝わってきます。やはり音楽が題材なので演奏シーンがしっかりしているというのは大切です。

主要メンバーではないエキストラのような団員たちも、単なる風景ではなくメンバーの一員として演出してるのもよかったです。

恋の進展

今回は団員たちの恋愛関係が大きく進展しました。

初音は朝陽への思いに自覚的になり、蒼は初音に告白します。

そして初音の妹・奏奈(恒松祐里)は蒼に思いを寄せているようです。

先ほども書きましたが、人間関係が複雑になればなるほど面白くなっていきますね。

まとめ

初音のことや玉響と高階フィルの争いなどワンパターンな面もありますが、団員たちの人間関係・恋愛模様は加速度的に面白くなっています。