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リバーサルオーケストラ第8話~いろいろ詰め込みすぎ

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年3月1日(水)22:00~日本テレビ系列で放送

あらすじ

www.ntv.co.jp

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相関図|リバーサルオーケストラ|日本テレビ (ntv.co.jp)

 

 

感想

佳境

このドラマもついに佳境に入ってきています。

しかし、定期演奏会と高階フィルとの対決という大ネタを残しているため、おそらく今回が玉響のメンバーについて時間をさける最後のチャンスだったのではないかと思います。

そのせいか、今回は大小いろいろなものが詰め込まれていました。

それが私にはせわしなく感じましたね。

穂刈の家庭問題

オーボエの穂刈(平田満)はおそらく玉響の最年長者で精神的支柱でもあります。

なので彼はこれまで団員が抱える問題に彼は積極的に助力していました。

彼が抱える問題は認知症になった妻(宮崎美子)の介護問題です。

これ自体は以前から庄司(坂東龍汰)との会話の中で穂刈が愛妻家であることが示されていましたし、前回も練習中に部屋の外から聞こえた物音を心配する様子が描かれていたので意外ではありませんでした。

ただ、問題が問題なだけに団員たちにも手助けのしようがなくて、結局演奏も穂刈がしてしまいました。

いつも助けてくれた穂刈だけにちょっとこの展開はどうなのかなって思いました。

別に穂刈の物語としてはいいですけど、オーケストラのドラマなので微妙です。

認知症の描写

ただ、穂刈のストーリーとしてはそれなりに面白かったですよ。

記憶が混濁した妻の行動は仕事場に差し入れをもってくるなど、二人の関係性が垣間見えます。

穂刈が朝陽(田中圭)の年齢ぐらいだったころ、穂刈は家庭よりも仕事を優先していたでしょう。

そして、施設へ入居する前日に妻が探しているのがパスポートだというのもよく考えられていますね。

穂刈は海外旅行に行くという約束をついに果たせませんでしたからね。

そういう後悔の念が伝わってくる良いストーリーです。

カセットテープとかの展開はベタでしたけどね。

三島

三島(永山絢斗)がすっかり良い奴になってました。

なんというか音楽家に悪者を作りたくないという脚本家の意志を感じます。

初音と三島の問題が解決したので、父との和解にフォーカスされそうですが、それほど衝突しているようにも思えないですし、弱い気がする。

いったいなんのために戦うのかよくわからなくなってきました。

恋の行方

これまでばらまかれていた恋愛関係が整理されましたね。

三島は友人関係に戻るみたいだし、キューピット的な役割すら果たし始めています。

庄司は正式にフラれました。止まった時計を手に持っているのが印象的です。

そして初音は朝陽に想いを伝えました。

別にいいんですけど、ばらまかれた関係性にそれほど意味があるわけでもないので、初音と朝陽に収斂していっても自作自演感が漂います。

一度も庄司に初音の心が傾いた瞬間がないんですよね。

まとめ

今回はつまらなかったですが、逆に言えば面倒なことはすべて片付いたことになります。

次回以降は演奏シーンも増えるだろうし、最終回に向けて面白くなりそうです。