30インチで観ています。

映画やテレビドラマの感想を書いています

Get Ready! 第9話~過去を清算しました。

 

 

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています(詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください)。

放送日・あらすじ

2023年3月5日(日)22:00~TBS系列で放送

www.tbs.co.jp

配信状況はこちらを参考にしてください↓
Get Ready! - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

相関図はコチラ↓
相関図|TBSテレビ 日曜劇場『Get Ready!』

 

感想

後片付け

残り二話となったことで後片付けモードに入りました。

「お前に生きる価値はあるか?」とか言っていたのが噓のように哲学的なテーマは投げ捨てました。

なりふり構わず物語を終わらせにかかってます。

宿敵剣持(鹿賀丈史)の娘が末期がんになったことを利用して、剣持から謝罪を引き出すのですが、前回エース(妻夫木聡)の過去が語られたばかりなので、都合がよすぎる気がします。

捜査網も迫ってきているのでなおさらです。

例えば前回の冒頭で娘が倒れて、そこからエースの回想に入っていたらちょっとは印象が違ったかも。

副総監高城

ふざけてばかりだった捜査チームに高城(沢村一樹)が加わり緊張感が増しました。

特にジョーカー(藤原竜也)との直接対決は面白かったです。

その後ジョーカーの通信を傍受できないことから疑いを深めたり、「なぜリスクを冒して国内で医療行為を行っているのか?」という一点に高城の関心が集中していくのも良かったと思います。

でも、本来ならこれを初回からやるべきなんです。

「彼らは本当に悪党なのか?」という疑問はもっと早い段階で出てきたほうが良かったはず。

どうしても早送り感があります。

チームの分裂

こちらもノルマのようにこなしていましたが、エースがメンバーをかばっていることが明らかなのでよくわからないことになってました。

剣持がエースの正体に気付くかもしれないことを危惧していましたが、それも捜査線上に既に上がっている現状ではそれほどインパクトがないんです。

剣持

剣持が娘を溺愛していた描写もなかったと思うし決断があっさりしていました。

そもそも、剣持が悪事に手を染めたのは権力欲だけが動機ではありません。

天野の才能に対する嫉妬もあったはずですがそれについては触れていません。

せめて娘に対してだけは誠実であろうと生まれ変わる部分が弱い気がする。

このドラマのテーマは生きる価値だったはずです。

全てを投げうってでも娘を救いたいという思いや、なぜ剣持が権力に魅せられたのかという部分が足りないんです。

それに娘との関係をめぐる懊悩はこれで3回目です。

まとめ

今回の”get ready!"というセリフは過去一でした。毎回あれぐらいためても良かったかも。

次回は最終回です。鈴木亮平さんも再登場するようです。

ストーリとしてはかなり修正されているので破綻なく終わるかもしれませんが、「生きる価値」に触れてこそ意味があると思います。

そのあたりに期待したいですね。

 

今回副総理(伊武雅刀)や占い師(三石琴乃)も再登場していました。今更ですが「よきおしおてっわかにきつ」は「月に代わってお仕置きよ」を逆から読んでいるんですね。