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初回から登場しているキャラクター・嶋崎水面の回だったのに雑な感じがしました。
放送日・あらすじ
放送日
2023年2月12日(日)21:00〜TBS系列で放送
あらすじ
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相関図|TBSテレビ 日曜劇場『Get Ready!』
感想
水面の父
今回の患者は世界的なパティシエ・嶋崎(鶴見辰吾)でした。彼が常連客の水面(當真あみ)の父親であることからトントン拍子で話は進みますが、エース(妻夫木聡)が条件をつけます。エースは水面の痣に気付いていたんですね。
エースが危惧した通り嶋崎は事故の後遺症による苛立ちを娘の水面にぶつけていたことが発覚します。前回少し腕を気にしている素振りがあったんですがあれも父の暴力なのかな?
水面の想い
水面はバスケットボール部に所属しています。バスケットボールは水面にとって父との楽しい思い出の象徴なんですよね。それだけ彼女は優しかった父を諦めきれずにいたんですね。
子供の頃に父に言われた「あきらめるな」という言葉も、どんなに暴力を振るわれても父を諦めなかった彼女の行動に影響しているんだと思います。
嶋崎が生きることに執着しているのもこの諦めない精神なのかな?
水面の決断
エースの出した条件は娘である水面に父を救うかどうかを決めさせるというものでした。
これって水面に引き鉄を引かせるっていう意味ですよね。それ自体虐待な気がします。これが今回一番引っかかっている箇所です。例えばジョーカーに「それは酷じゃないか!」って反論させるだけでも印象は違うと思います。
水面が虐待を受けていたとしても加害者の命を奪うのは領分を超えている気がするんですよね。
後悔
どんなに憎い相手がだったとしても躊躇なく引き鉄を引ける人は少ないと思います。それだけ人の生死を決めるというのは究極の決断なんです。
だから水面が前言を撤回し、父を救うように依頼したのも、責任の重さに躊躇したようにも見えてしまいます。というか常識的な普通の少女でしかないんですよね。「そりゃそうだ」って感じです。
また、嶋崎がケーキを作ったのも昔の父親が戻ったというよりは娘に命乞いをしているように見えます。
それに彼女自身が言っていたように半年もすれば親元を離れることができるわけですから、父を見捨てるか父と共に生きるかという選択肢のほかに、父と距離を置くという選択肢もあるんです。このあたりも雑に感じた原因だと思います。