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Get Ready! 第10話(最終回)~とりあえず終わらせたって感じです。

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年3月12日(日)21:00~TBS系列で放送

あらすじ

www.tbs.co.jp

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相関図|TBSテレビ 日曜劇場『Get Ready!』

 

感想

とにかく終わらせる

このドラマは既に当初抱いていたような哲学的な問いについてはなかったことにしています。

途中で正義についての問答があるんですけど、論点のすり替えです。

最終回はとにかく広げた風呂敷をたたむことに終始していました。

このドラマが最終回で解決すべきことはいくつかありました。

  • エースのトラウマ
  • 違法行為の幕引き
  • チームの解散

順番に見ていきます。

エースのトラウマ

エースが闇医者になった原因は前回解決しましたが、その過程で彼が抱えてしまった無力感を解消しなければなりません。

救えなかったあおばちゃんに似た年頃の女の子を救うことで克服するのは正攻法ですね。

そのために特に脈絡もなくあおばの母親と”ばったり”遭遇させました。このあたりになりふり構わない感じが出ていますね。

青葉の母親が新たに子供をもうけたこと、NPOの活動をしていることを明かし、エースの背中を押します。

「命はつながっていく」

たとえ命がついえたとしても、その人の思いや志はつながっていき、誰かの役に立つかもしれない。

先ほど哲学的な問いは捨てたと申し上げましたが、ここには若干残っています。

「生きる価値とは」という問いに対して、「何かをつなぐことだ」あるいは「誰かの思いを引き継ぐことだ」と答えているとも言えますからね。

でもばったり出会うってのはやっぱりいただけません。

時間配分がおかしいんですよ。

違法行為の幕引き

彼らのやっていることは違法なのでそのままっていうわけにはいきません。

ここではジョーカーと副総監の取引に焦点が絞られます。

ジョーカーはチームの免責と手術を見逃すことを条件に自身が罪を背負います。

「正義とは悩ましいものです」という副総監の言葉を投げ返して、副総監に判断をゆだねるんですね。

これも正面から問いに答えるものではないですが、工夫は感じられます。

絶対的な正義などこの世にはなく思い悩むことが大切である、そしてその矛盾を引き受ける覚悟のあるものにしかできないことがある、、、なるほどって感じです。

チームの解散

巧みに難題を解決してきましたが、ここで再び問題にぶつかります。

エースの恨みを晴らすことがチームの目的ならこれで解散すれば大団円です。

しかしエースの目的は人の命を救うことです。

かといって闇医者なのでいまさら正当な医療行為はできません。

仕方なく結局一度解散したものの一年後に再結成しています。

おそらくこれからも高額な報酬は請求するでしょう。

果たしてそれでいいのだろうか?

全員集合

鈴木亮平さんが再登場しました。

劇場版東京MERは4月28日公開です。

tokyomer-movie.jp

第1話ゲストの池松壮亮さんも登場。

シン・仮面ライダーは3月17日公開です。

www.shin-kamen-rider.jp

嶋崎水面役の當真あみさんも出てきました。

まとめ

不満はありますが、初回の混迷ぶりを思い出せばよくまとめた方だと思います。

ドラマ全体の感想は別に書きたいと思います。