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放送日・あらすじ
放送日
2023年3月4日(土)22:00~日本テレビ系列で放送
あらすじ
配信状況はこちらを参考にしてください↓
大病院占拠 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
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相関図|大病院占拠|日本テレビ (ntv.co.jp)
感想
まずはどうでもいいことから
ベッキーが言っていた仏教における色の意味、スーパーマーケットのウェブサイトですがこんなの載ってました。
節分/鬼の色には意味がある?! | SUPER MARKET KOHYO
このドラマでは色が細かく分類されているので、そのすべての色に意味があるかはわからないです。
諸悪の根源
今回は院長殺しの濡れ衣を着せられた武蔵が逃走しながら事件の真相を暴く、という展開でした。
思えばこのドラマはこれまでに爆弾解除や人質解放、身代金交渉など映画のあらゆる展開をすべて詰め込んでいます。
全部乗せな作品ですね。
志摩の協力で捜査員を撒きながら目的地にたどり着くのは『ミッションインポッシブル』なんかでも見かけた王道の展開です。
志摩が協力した理由として「初めて誰かに頼りにされたから」というウエットなものが挙げられていましたが、これは不要だったと思います。
むしろサイモン・ペッグみたいに「英雄的な行動へのあこがれを心に秘めたオフィスワーカー」っていう方が個人的には好きかな。
備前(渡部篤郎)はあっさり罪を認めてしまいましたね。
櫻井くんが手錠をはめられたまま備前に食って掛かる箇所があるんですけど、なぜか櫻井くんはまるで脚を縛られているかのような動きをするんです。
自分から抱えられに行っているみたいに見えるので撮り直したほうが良かったかも。
明かされた真相は院長が女性に対する暴行をもみ消してもらったことと引き換えに計画に加担させられたというものでしたが、どう考えても割に合わないです。
警察内のスパイ
前回、北署にいた人物にスパイの正体は限られていました。
そして今回、武蔵の逃走に協力した人物という条件が付けくわえられたので、この時点でスパイの正体は相模に確定するんです。
なのでその後の駿河にミスリードするあたりが観ていて気恥ずかしさを覚えるんですよ。
これが仮に「実は相模はスパイではなかった」という逆の展開であれば意味があるんですけど、そのまま相模がスパイなので「やっぱりか」ってなるだけなんです。
人質のスパイ
このスパイ探しには二つ問題点があります。
一つ目は人質のスパイと警察のスパイのどちらも最も意外な人物という展開で演出に差がないことです。
視聴者としては二回同じものを見せられた気分になります。
例えば2人のスパイのうち片方は鬼の一味ではなくて、何か鬼たちとは別の動機で動いている人ってことにしたほうが良かったんじゃないかな。
もう一つは、これは前回も書きましたが、スパイがいるっていうことには意味はあるけど、スパイが誰かっていうことには特に意味がないってところです。
極端な話、誰がスパイでも良いんです。
p2計画
地下に秘密の施設を作るドラマとして『ストレンジャーシングス シーズン3』が挙げられます。あれは資本主義の象徴であるショッピングモールの地下にソ連が入り込んでいたというシニカルな面白みがありますし、演出もあえてリアリティを消してファンタジーだということを明確にしていました。
一方このドラマは病院のちょっと下の方にちょっとした研究施設を設けています。フィクションとして中途半端なので「秘密裡にそんな施設作れるの?」っていう疑問がどうしても浮かんでしまいます。
まとめ
「このドラマは子供向け、ティーン向けだから真剣に見るべきではない」という意見もあるかもしれませんが、だとしてももっと面白くできるんじゃないかと思ってしまいます。
さて、研究所にはバイオハザードのマークがあったし、p2計画はウイルス関連だと思いますが陰謀の規模感がまだつかめないんですよね。
和泉の3年前の事件も明かされていないし、3年前が残り二話の鍵になりそうですね。
triceratopsにも意味があるのでしょうか?