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6秒間の軌跡第3話感想

 

 

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高橋一生さん主演ドラマ『6秒間の軌跡』第3話ではひかり(本田翼)が花火の作り刈田を学び始めました。なにかと理由をつけて新たな挑戦を避けようとする星太郎に対してズケズケと遠慮なく物申すひかりと星太郎のやり取りは面白いです。そのあたりを中心にストーリーを振り返ります。

 

放送日・あらすじ

放送日

2023年1月28日(土)テレビ朝日系列で放送

あらすじ

www.tv-asahi.co.jp

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6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

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キャスト|土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

 

感想

幽霊との会話

一人には幽霊が見えていてもう一人には見えていないシチュエーションですが会話のテンポがいいです。

現在放送中のドラマ『100万回言えばよかった』と比較すると、あちらは霊能者が通訳のよう振舞うのに対し、こちらは2組の会話が同時に繰り広げられていてひかりは星太郎(高橋一生)の反応から会話の内容を察しているんです。
だからタイムラグなく会話が成立するんです。

お父さんと呼ぶか?先代と呼ぶか?なんていうどうでもいい会話もテンポがいいので面白く感じます。

花火づくり

事務作業が片付いたひかりは花火づくりをやりたいと志願します。
当然反対する星太郎に「理由がなければやったらだめなんですか?」と問い詰めるひかり。
これが今回の大きなテーマでした。
幼馴染が登場することでひかりを弟子と紹介する場面もその後の展開を自然にしています。

花火を作る工程も丁寧に説明されます。
ひかりに教えるというよりは、地道な手間のかかる作業で完成まで2か月かかることを視聴者に説明するためのシーンでした。

矛盾

そんな手間暇かけた花火が花火大会が中止になったことで打ち上げられる機会を失ったことに星太郎は「花火がかわいそう」と一見もっともらしいことをいいますが、即座にひかりに「矛盾してます」と指摘されてしまうんです。
たしかに星太郎は個人向け花火にも消極的で、現状を打開するための行動を一切起こしてなかったんです。

これが先ほどの理由なく花火を作りたいというひかりと対比されます。星太郎は変わらなくて良い理由を見つけていただけだったんですね。

このナチュラルに失礼な痛いところをグサッと刺してくるひかりという役は、下手すると嫌なキャラになりがちですが、本田翼さんが演じるとどこかチャーミングです。
高橋一生さんの『カルテット』の時以来の屁理屈イメージのせいもあるかも。

新聞紙

実は死んだ航(橋爪功)は変化に肯定的でした。
個人向け花火のビラも作っていたし、花火の点火にパソコンを使うことにも積極的でした。
どうせ変わるのなら早いほうが良いという割り切りの良さですね。

星太郎は読まずに溜まる一方だった新聞紙を廃棄し少しずつ変化に前向きになります。
言っていることは前回とさほど変わらないのですが、新聞紙というアイテムを用いることで退屈しなかったです。
居間のビフォーアフターだけでも星太郎の心境の変化が映像として伝わってきます。