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高橋一生さん主演ドラマ『6秒間の軌跡』第5話は星太郎が父と暮らしている理由などこのドラマにの根幹にかかわることが語られました。さらには父が幽霊ではなく星太郎の作り出した厳格なのではないかという疑惑も語られ始めています。ひかりが指摘する星太郎の逃避癖を中心に振り返りたいと思います。
放送日・あらすじ
放送日
2023年2月11日23:30~テレビ朝日系列で放送
あらすじ
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6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ
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キャスト|土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)
感想
星太郎の名前の由来
今回はひかり(本田翼)に星太郎(高橋一生)の名前が花火の部品である“星”に由来するのか質問されるも、「別に」とはぐらかすところから始まります。
この構成が良かったです。
ドラマの最後に星太郎が「名前に星を入れたのは母親だった」と告白し、ひかりは「星太郎さん」と呼び始めるんです。
星太郎の心の中のわだかまりが少し解消したり、二人の距離が少し近づいたことを名前の由来でまとめていて完成度が高かったです。
クラス会
同級生の田中が小学校の担任だった岩永の定年を機にクラス会を開こうと提案しますが、星太郎は拒絶します。
星太郎が「あの人」と呼ぶ母との関係は前回も話題になりましたし、父との二人暮らしは母の不在とも言い換えられるのでこのドラマの根幹です。
まるで子供のように声を荒らげて「嫌なものは嫌だ」と拒絶しました。
星太郎が感情をあらわにすることはこれまでなかったので印象的でしたね。
嫌な理由
面白いのが星太郎がクラス会を拒否する言い訳と、担任が母の日のイベントを中止したときの思い出がパラレルになっているところです。
小学生の時に担任が「大丈夫心配するな」と情緒的な対応をしたせいで星太郎が嫌味を言われたイメージが残っていて花火についても「あいつらは情に訴えてきて俺が悪いみたいになる」という被害妄想が出てくるんですね。
また、ひかりの「ごっちゃになってませんか?」というセリフも二度使われます。
一度目は花火の打ち上げとクラス会への参加が混同していることについて、二度目は思い出したくないのが母親のことなのか、担任のことなのかについてです。
つまり、母のことに触れたくないから必要以上に担任を嫌悪しているのではないか?と指摘されたわけですね。
二度繰り返すことで嫌なことを遠ざけるためにやらない理由を見つけてくるやり方が、星太郎の癖であるということが表現されています。
ひかりはいつも核心的なところを突いてきますね。
星太郎の一番の理解者である父親とシンクロしているのも面白いです。
父を選んだ理由
前回まではなんとなく花火師になりたかったから父と暮らしていたのだろうと思っていました。
しかし、今回父を選んだ最初のきっかけは、父親の仲間たちに促されて母のもとへ行くという選択肢を封じられたからだということが判明します。
母を捨てた罪悪感と、にもかかわらず「母に捨てられた」と周囲から同情されることへの申し訳なさで星太郎は母のことを封印して生きてきたんですね。
父親幽霊じゃない説
ひかりが「本当にお父さんは幽霊なんですか?」と口走りました。
星太郎が作り上げた幻覚・妄想ではないかという意味でしょう。
そういわれればそんな気もします。
あの少年も幽霊って感じではなさそうだし。
それに今回星太郎が父親の袖を引っ張るシーンがあるんですよね。
あれは意図的なのか、ミスなのかわからないですが、幻覚っていう方がしっくりきます。