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6秒間の軌跡第7話~面白すぎる。

 

 

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放送日・あらすじ

放送日

2023年2月25日(土)23:30~テレビ朝日系列で放送

あらすじ

www.tv-asahi.co.jp

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6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarksドラマ

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キャスト|土曜ナイトドラマ『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)

 

感想

全てが逆転

第7話だけを取り出してみても、前半に父の残した日記は妄想の父の証言により単なる創作だとされていたのが、幽霊の父の証言により真実だと発覚します。

父がしばらく姿をくらましていたのも星太郎(高橋一生)自身がこの日記をどのように解釈するか混乱していたからだということがわかります。

星太郎が「妄想ということにしよう」と整理できたから父が登場したとも言えます。

そして第6話までのすべての展開、父親が星太郎にアドバイスしていた内容は星太郎自身が深層心理で思っていたということになります。

個人向け花火を始めたのも、少しずつ変化を受け入れたのも星太郎自身の考えだったんですね。

ひかり(本田翼)に対する父の態度も星太郎の願望が投影されていますし、星太郎の理想があの飄々とした父親像の中にあるのでしょう。

そして、父が死に際に残した言葉の解釈なども星太郎に都合がいいものだったことがわかります。

納得感

かなり変なことが起こっているのですが、すべてに納得感があります。

あの子供が父親の少年期だったことは父親の霊をここまで登場させないための脚本上の都合でしかないと思いますが、違和感がありません。

ひかりが幽霊を見られるという設定も突飛ですが、なるほどって感じがします。

ひかりは登場以来、空間に向かって話す星太郎をすんなり受け入れていましたし、それが幽霊でないことにも第5話で気づいていましたからね。

ひかりが幽霊かどうかを判定するリトマス紙になってるのも面白いですね。

「これで良かったんですよね」っていうひかりの呼びかけに応じるかのように父親の霊が登場したのは、このまま星太郎が母親と向き合うことなく自分の作り上げた解釈の中で生きていくことを良しとしなかったからなのでしょう。

一人二役

妄想の父親と幽霊の父親が対峙するシーンは最高でした。

第7話まで見てきた身からすると妄想の父親のほうに感情移入しているので応援したくなるというか、幽霊のほうによそ者感があるんです。

この演じ分けはさすが橋爪功ってところです。

バツが悪そうにキョロキョロしているのが可愛かったですね。

明らかに偽物の立ち振る舞いなんです。

畳の隙間に打ち上げ花火の音とともに吸い込まれていく妄想の父、彼が登場することはもうないのでしょうか?

今後、幽霊の父とこれまでの妄想の父でキャラクターがどれほど変わってくるのかも注目です。

まとめ

これまでの回をもう一度見直したくなるような回でした。

これであとは母親との再会を残すだけとなりましたね。

ひかりは幽霊とは話せるので、今までなかった航・星太郎・ひかりの3人のかけあいもこれからは増えるでしょう。