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She 第3話~沙綾(竹富聖花)の回

 

 

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松岡茉優さん、中条あやみさん出演ドラマ『She』第3話はあづさ(中条あやみ)と双璧をなす学校の中心人物・沙綾(竹富聖花)の回でしたが、それほど彼女の話は深まらず、むしろ前回の涼子(松岡茉優)の話の続きのようでもありました。真相が語られる最終回まではそれほど面白くなりそうにありませんね。

放送日・あらすじ

放送日

2015年5月2日(土)23:40~フジテレビ系列で放送

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She - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

あらすじ

She 第3回 2015年5月2日(土)放送 カメラが激撮JK衝撃実態…悪夢の暴露上映会 - フジテレビ (fujitv.co.jp)

キャスト

西澤涼子-松岡茉優
あづさの親友。ジャーナリスト志望。カメラを片手に調査を行う。

荻原あづさ-中条あやみ
学年で一番の美女。成績優秀で性格も良い。ある日忽然と姿を消した。

山本沙綾-竹富聖花

奥村千里-森川葵
地味な生徒。ヘッドホンを着用。電波ちゃん。

村岡晴人-成田凌
あづさの恋人。バドミントン部では県大会で優勝。

 

感想

山本沙綾

今回も聞き取り調査からスタートするのですが、沙綾(竹富聖花)はほとんど何もしゃべりませんでした。
そして涼子(松岡茉優)が貧血で倒れたことで強制終了してしまいます。

この取り調べシーンは涼子のビデオカメラの視点に固定するPOVという方式が採用されていて、今回はそれが活かされているのですが、常にPOVを徹底しているわけでもないのが気になります。
もはやこの取り調べで新たな真実が出てくるとも思えませんし、今回で終了かもしれないですね。
涼子は試験問題の盗難事件の犯人が自分であることが千里(森川葵)に知られてしまい、精神的に追い詰められていたようです。

その過程であづさのことを嫌っていたのは自分一人ではないことが友達同士で初めて共有されました。
これまではそれぞれがあづさの裏の顔を自分だけが知っていると思っていた主人公たちが、実はそうではないことに気付き始めてたということですね。

涼子はあづさに関する真実を追求するために自ら試験問題盗難の犯人が自分であることを告白しました。
情報を握っているか握っていないかという情報強者と情報弱者という関係のままでは一向に真実にたどり着かないといいうことでしょう。
そういったパワーゲームを超えるためにまずは自分から情報をさらしたということですね。

これでこれからフェーズが変わってくるのかもしれません。

3月17日のビデオ

千里の盗撮ビデオはまだまだたくさんあるようで、今回は沙綾とあづさの会話が録画されていました。
沙綾は2年間引きこもっていた過去があるらしく実はみんなより年上だったようです。
そして、彼女とあづさの会話には事件性を匂わせる単語がたくさん含まれています。

普通に考えれば「仕事」とはJKビジネスということになりますし、あづさはそういうルートを通さずに「仕事」をしていたためにトラブルに巻き込まれたということになりますね。

あづさに対して「学校に居れなくしてやる」と脅迫まがいのセリフを言っています。
試験問題の件は2月の出来事なので、これであづさの失踪理由の最有力候補が再び更新されました。
涼子が「消えて」と言ったのは4月なのでどちらが後かは微妙ですけどね。

千里(森川葵)

学校内では影の薄い存在だった千里が実は幼いころからのあづさの友達であることが示されました。
これまでは第1話で涼子とあづさが一番古い友達であるという風に描かれていましたし、涼子にも「自分が一番あづさのことを知っている」という自覚があったでしょう。

しかし千里の登場でそれが崩れることになります。

また、涼子たちは口々に「私はあづさのことが苦手だった」とあづさを悪者にすることで罪の意識から逃れようとしていますが、千里は全面的にあづさを友人として心配しているようです。
次回になれば千里も周囲と同じようなことを言い出すかもしれないですけどね。

その他

広瀬祐喜(白洲迅)という影の薄い男があづさの母親と挨拶を交わし、「青木は突然家に行ったりして……」と意味深なことを言っていますし、あづさの写真を撮影したりしていました。

他のメンバーとあづさの関係はある程度描かれたので次回は彼にスポットが当たるのかもしれないです。

おわりに

やっぱり30分×5話だけでは大した展開にはならないですね。
こういうのって毎回新たな事実が発覚して前回までの推論がひっくり返るのが面白いのだと思うのですが、このドラマでは新たな事実が発覚してもすべてをひっくり返すほどのパワーは無いんですよね。